『こちねこ』について
2020/12/2 14:43
こちねことは
私たち こちねこ は、現在千葉県千葉市に施設をかまえ、地元を中心に保護猫活動をしています。
動物病院と連携し、捨て猫の保護・救護活動はもちろん、里親になった方への飼育支援・相談、保護猫愛護に関する啓蒙活動、そして供養やペットロスの心のケアなどをしていおり、誰もが安心して里親になれるよう支援しています。
『こちねこ』
これは略称で、正しくは『こちら〇〇町、ねこの待つバス停』と言います。
〇〇町には保護猫施設のある町の名前が入ります。最初から全国に保護猫施設をつくりたいという思いで名称を作りました。
名前を付けるにあたって、保護猫や里親さんのイメージを考えました。
田んぼや畑に囲まれた、のどかな場所にひっそりと佇む『こちねこハウス』
目の前の道には古びた木のベンチと、そして文字があまり書かれていない時刻表のバス停。
保護された猫が、里親さんが来るのを他の猫達とのんびり待っている。今日来るのか、明日来るのか。いつ来るかもわからないけど、それでも他の猫たちと遊びながらずっと待っている。
遠くからゆっくりと近づいてくるバスが見えてきた。ゆらりゆらりと車体を揺らしながらゆっくりと近づいてくる。
いつもは目の前をゆっくり通り過ぎるバスだけど、今日は目の前で止まった。
プシューという音がして、ガッシャンという音がして、その向こう側にはやさしそうなおじいさんとおばあさんが微笑んでこちらを見ている。
やさしい声が耳に届いた。
「遅くなってごめんね、迎えに来たよ。」
こんな物語が頭の中に浮かびました。
現在は千葉市中央区本町にて自宅とお寺の一部を保護猫施設として使用しておりますが、今後実際に保護猫施設建設を予定している場所は千葉市緑区高田町の農家さんが多い地域。縁のあるお寺から歩いて30歩ほど。主要道路に面していて、バス停も近くにあります。
お寺から近いという事で声がかかったのですが環境も良く、また500坪という大きな土地の中に築100年以上の家もあります。これをリフォームすれば・・・。
頭の中に、たくさんの猫達の笑顔と里親さん達、そして色んな人達の笑顔が見えました。
資金に乏しいところもありましたので銀行から借り入れをしてその土地を購入し、今は建設に向けて計画をしている状態です。
この保護猫施設が出来れば、また時間はかかるでしょうが日本中に広まることが叶えられれば、もっとたくさんの生命を救えるはずです。
是非みなさんのお力をお貸しいただけますよう、お願い申し上げます。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます!
一般社団法人こちねこ代表 草切榮隆
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