『自分に価値を感じながら笑顔で成長していける社会』を!
2020/11/10 20:49
センター長の尾形です。
盛岡ユースセンターの立ち上げから関わってきました。 スタッフが私一人の頃からずっとセンター長です。
少子化で、10年で100万人ずつ子どもが減っている時代に、現在18万人を超える子ども達が「不登校」といわれる状態にあります。
そしてさらに、その数倍の子ども達が、教室に入れない別室登校や、顔を見せるだけのタッチ登校、または毎日「学校へ行きたくない」と思っている「不登校傾向」にあるという現実があります。
学校の先生も、お一人お一人が一生懸命で、親御さんも子どものために一生懸命で、それに応えようと子ども達も苦しんでいます。
それはもはや「子ども達の問題」ではないと考えています。
学年ごとに決まった順番で知識を習得していく学校のシステムには、子ども達の意欲やニーズに合わない、ということがしばしば起こります。
また、学校以外に学ぶ「選択肢がない」と、たとえその環境が辛くても、子どもがその環境に合わせられない自分を「ダメな人間だ」と思ってしまうことにつながってしまっている、と感じています。
学校だけでは評価されない、たくさんの才能を持つ子ども達を見ていると、本当に必要なのは、決まったカリキュラムに沿った評価ではなく「自分で考え、選べる選択肢」や、「君のここが凄いね!」と言ってくれる人間なのではないか、と感じます。
現在、盛岡ユースセンターに通う生徒は増え続けており、昨年度は過去最多の30名の在籍でしたが、11/9現在では、38名の生徒が在籍しています。
「作られた未来」ではなく、「創る未来」を望む子ども達を 本気で応援していくことが、私たちの日々のチャレンジです。
子ども達は不登校という「表現」で 新しい社会を求めているのだと思います。
私たちは、子ども達一人一人が、自分の人生の主人公として『自分に価値を感じながら笑顔で成長していける社会』を、多くの皆さまと一緒に実現していきたいと思っております。
皆さまの応援を、どうぞよろしくお願いいたします!
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