ストーリー
ひとり親家庭、多子家庭や子育て世帯へ食で笑顔を届けたい!
福島県郡山市在住のコロナ禍で大変な子育て家庭に対して、
フードパントリーを開催します!
はじめに・ご挨拶
はじめまして、キッズスタジオPORTA(ポルタ)の遠藤です。
キッズスタジオPORTAは、福島県郡山市安積町で週3 回放課後の時間から夕食後まで小学生の居場所として開所しています。宿題の見守り、アートを中心とする活動やこども主体のイベントなど多様な活動を無料で行っているこども食堂です。
今回、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、キッズスタジオPORTA では「子育て家庭の食について少しでも応援したい」「食事面の負担を少しでも減らしたい」と考え、はじめてフードパントリーを企画し、はじめてクラウドファウンディングに挑戦します。
フードパントリーとは、生活に困窮している方やひとり親家庭など、何らかの理由で十分な食事を取ることができない状況の人々に食品を無料で提供する支援活動のことです。
フードパントリーの活動は、企業のみなさまの「困っている誰かの役に立ちたい」という想いと、各ご家庭の「こどもにおなかいっぱい食べさせたい」をマッチングすることができるのではないか、また、より効果的なフードロス対策のひとつにもなると考えています。
集まった資金は、フードパントリー開催のための感染症対策や、会場費に使用させていただく予定です。この活動を重ねながら、社会全体でオープンな子育てができるまちづくりをサポートしていきたいと考えています。
今回のプロジェクトについて
今回のプロジェクトでは、「0 ~ 18 歳までのこどもがいる福島県郡山市在住のご家庭」そして「新型コロナウイルス感染症拡大により様々な負担が大きくなったご家庭」を対象としたフードパントリーを開催いたします。
福島県郡山市内の公共施設を会場に、以下の日程で開催いたします。
(参加費無料、事前予約制、各回100名定員)
【第1回】
日時:2020年11月23日 (月・祝)11: 00~16: 00
会場:郡山市中央公民館3 階(〒963-8876 郡山市麓山一丁目8-4)
【第2回】
日時:2020年12月6(日)11: 00~16: 00
会場:郡山カルチャーパーク 会議室(〒963-0112 郡山市安積町成田字東丸山61)
今回のフードパントリーは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、事前予約制をとります。また、会場内では換気を徹底し、マスク着用、アルコール消毒、会場入り口での検温を全員実施します。
配布BOX にはお米(約2kg)・レトルト食品・飲み物・缶詰等が入る予定です。また今回、希望の食材を少しでも選ぶことができるように、「A. 飲み物たっぷりBOX」「B. 保存食たっぷりBOX」「C. お菓子たっぷりBOX」から選択できるようにします。
プロジェクトをやろうと思った理由
キッズスタジオPORTAでは、週3 回放課後の時間から夕食後まで小学生の居場所として開所しており、宿題や遊びの時間、みんなで楽しく夕食をとることも行なっております。2020年4月下旬から5月中の緊急事態宣言が出されている期間は、感染拡大防止対策を講じPORTAも休所の期間を設けました。
開所できない期間でもストレスのたまるこどもたちや必要なおうちへ食材やお弁当を届けたいとの想いから、形態を変え各家庭へ訪問し、お弁当の配布や寄付でいただいた食材をお届けしてきました。
配布を行うなかで、各家庭のこどもの年齢や人数、食事時間や家族構成などにより、配布する食材や量、保存期間、調理方法等「ニーズに違い」があり、配布する食材においては「柔軟性や選択肢」があるといいなと感じました。それとは別に、賞味期限が近いもの、パッケージの包装不良等により販売できないもの、災害時の備蓄食品の交換など、様々な理由により手を付けられないまま廃棄になってしまう食材の種類や多さに驚きました。また、こどもや子育て家庭を「支援したい」という企業様や個人の皆様の想いにもたくさん触れてきました。
そのような中、自分たちに何かできることはないかと試行錯誤し、フードロス問題や環境への配慮という観点からも、「いただいたものを有効に使いたい」「必要な家庭で使っていただきたい」との想いが生まれました。
その後、必要なものを必要な人が必要な量だけ持ち帰る取り組みとして「フードパントリー」という取り組みがあることを知りました。本来であれば、来ていただいた方々に選んでいただき、必要な食材を持ち帰っていただくことを目指しておりました。しかし、滞在時間や密を避けるなどの感染拡大防止対策を講じ、今回は事前に希望を伺い、箱詰めの状態でお渡しすることといたしました。
企業様の「食材を通して困っている誰かを助けたい」という願いと、各ご家庭の「こどもにたくさん食べてほしい」という思いがマッチすれば、より効果的なフードロス対策にもなると考えています。
そのような気づきから、PORTAを運営している福島県郡山市のご家庭を対象としてフードパントリーを実施したいと考えました。
PORTAでは日頃から企業様・団体様にご協力いただき、こどもたちの利用にかかる費用は一切なく、無料で活動や食事の提供を行なっております。今回、はじめてクラウドファウンディングに挑戦することによって、個人のみなさまも含めより多くの方と一緒にこの活動を盛り上げていければと思っております。
これまでの活動
キッズスタジオPORTAは、2017年9月に開所しました。
地域のこどもたちの“集いの場” “居場所と学びあいの場” 地域の方々との “交流の場”となるようこどもたちや子育て家庭をサポートしています。
運営母体である社会福祉法人安積愛育園(あさかあいいくえん)は、1967年に設立し主に知的に障がいのある方々のライフステージに応じた必要とされる支援を提供するため現在12の事業を展開しています。そのような中、多様化する地域のさまざまなニーズに対応するために、公益事業としてキッズスタジオPORTAを開所しました。
また、1人やこどもたちだけで夕食をとっている(孤食)、食事どころか日々の生活自体が大変な家庭(生活困窮)、不登校や引きこもりがちの児童がいる(孤立や居場所が無い) などのご家庭へ食事の面でサポートしたいという想いから「PORTA便」という配食の取り組みを行っています。温かい食事をとれること、家族そろって食事をとれること、バランスの取れた食事がとれること、毎日3回の食事の準備に追われる日々から少しだけホッとできる時間が生まれることを大切にお弁当や食材のお届けを行っています。
その他、夏休みや冬休み期間には、動く・食べる・作るなどリアルな体験を大切に、さまざまなプログラムに挑戦する「チャレンジ☆キッズ」というイベントを実施しています。季節にちなんだ料理作りやミニ運動会、工作やレクリエーションなどを市内のこどもたちを対象に、学校や学年の枠を超えた交流や学びの場を創出しています。
※PORTA(ポルタ)とは…イタリア語で「扉」のことで、こどもたちの明るい未来の扉を切り開いてほしいという想いを込めて名付けました。
資金の使い道について
資金は下記の用途で使用させていただく予定です。
●会場費・運営費
●コロナ対策費(手指消毒アルコール、非接触体温計、マスク等)
●チラシ等広告費
●その他 事務経費
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合計目標金額……200,000円
目標金額を超える資金が集まった場合は、キッズスタジオPORTAの活動費・運営費等で使用させていただく予定です。
また、ご支援いただいた方には、気持ちを込めてメールを送らせていただきます。
最後に
PORTAフードパントリーでは、コロナ対策を十分に行いつつ、快適に利用できる場所を目指し、お子さんが多いご家庭でも安心して利用できる温かい場所にしたいと考えています。
PORTAフードパントリーを通して、必要なひとへ ・必要なもの・必要な量 をお届けすることによって、子育て家庭の食を助け、こどもたちやこどもを取り巻く環境を少しでも支えることができればと考えています。
子育て世代の苦しい経済状況や家事育児の負担の軽減を図り、さらに、地域全体でフードロスや課題に協力して取り組む体制づくりにも寄与していくことを願います。
ぜひ、この機会に皆様からの温かいご支援をよろしくお願いいたします。
あわせて、クラウドファウンディング以外でも、企業様より余剰食品(規格外や旧パッケージ等により在庫になってしまったもの、備蓄品の賞味期限が迫っている食材等)もあわせて募集しております。
詳細やご寄付のお問い合わせは、
キッズスタジオPORTA(ポルタ)遠藤(kids-porta@aiikuen.or.jp)までお願いいたします。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。