参加クルーの声「ドリームキャッチプロジェクト」
2020/9/1 19:00
こんにちは。
私はみらいこども財団の大野知香です。小児科の看護師をしています。
以前は虐待とは身体的、精神的、性的、ネグレクトなどを示していました。
しかし、最近ではマルトリートメント、『避けるべき子育て』や「不適切な養育」と訳される言葉が主流となっています。
つまりは虐待の定義が、故意的に行った行為だけでなく、自分は子育てと思って叩いていた、自分はちゃんと育てていると思っていたという謝った子育てを行なっている人も虐待と捉えて支援していきましょうという傾向にあります。
私は看護師という仕事のなかで、まだ物心もついていない子どもたちが親と離れる機会を目の当たりにしてきました。
看護師としてどうやって子育てして行ったらいいのかわからないという母親のサポートはできるものの、病院を出たあとの子どもたちにはなかなかサポートできていないのが現状でした。
将来この子どもたちはどうやって生きていくのだろう?せめて自分で生きていく術を、自立できる力を一緒に養っていきたいと思うようになったのが、みらいこども財団に入ったきっかけでした。
みらい子ども財団に入った際に、仕事や自分の生い立ちの話を子どもたちに話し、夢や希望を持ってもらうためのプロジェクトがあることを知りました。
私はもともとフリーターから看護師になりました。
お金もなく、頭も悪かった私も、自分の好きな仕事で自立し自分で生活できていることを子どもたちに伝え、どんな状況であってもやればできるということを子どもたちに伝えたいと思いました。
そこで、一度発表の機会を頂き、自分の生い立ち、看護師になった理由や、フリーターから看護師になるまで、看護師になるためには、その後も夢をもって仕事をしているということを子どもたちに伝えました。
子どもたちの中には興味を持ち、看護師になる!と言ってくれた子たちもいました。
そのほかにも、夢はあるけど、自分の生活状況からどうやったら夢を叶えられるのかわからない、そう感じている子どもたちも少なくありません。
みらいこども財団ではそんな子どもたちに個別支援も行っています。
子どもたちを支えられるのは身近な人だけではありません。
お金の支援ももちろんですが、会えなくても毎月子どもたちに手紙で思いを伝えるクルーもいます。
そんなみらいこども財団の活動を知り、皆さんからの温かい支援をお待ちしております。
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