参加クルーの声「施設訪問と裏方の活動」
2020/8/26 18:21
私が財団で活動を始めて一番印象に残っていることは、初めての施設訪問です。
これから会う子供たちはどのような子たちだろうか。
私を受け入れてはもらえるだろうか。
子供たちは楽しんでくれるだろうか。など、不安だらけで訪問しました。
施設に着いて最初に話しかけてくれた子は、短大に通っているという女の子でした。
彼女はとても明るい子で、初対面の私にいろいろと気を使ってくれ、話しかけてくれました。
楽しく過ごす手伝いをする気で行ったのに、助けられたのは私の方でした。
あの日、緊張でいっぱいの私は、彼女の優しさがあったから無事に過ごせたように思っています。
そんな経験もあり、その後の訪問では、子供たちには私と会った時間の中で一瞬でも楽しいと感じてくれたらいいなと思いながら訪問するようになりました。
初訪問で出会った彼女も今は施設を卒業してしまいました。
今頃どのように過ごしているのかと考えたのは1度や2度ではありません。
現在は自身の引越しに伴いあまり施設訪問できておらず、財団での活動は主に裏方の仕事をさせて頂いています。
裏方の仕事をさせていただく中で、子供たちに会いに行く人を支えることも間接的に子供たちを支援することに繋がっているのだ、子供たちと直接関わることだけがボランティアではないのだと感じました。
また、オンラインでの活動セミナーに関わらせていただいたことで、虐待について感心を持っていらっしゃる方が全国にたくさんいらっしゃることを実感でき、自分の住む地域でも活動できたらと思うことが増えました。
これからも自分に出来る活動を続けて行くのと同時に、私たちの活動に少しでも関心を持った方がいらっしゃれば、一歩踏み出してくださることを願っています。
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