宮崎の子どもの貧困問題② 宮崎県内のひとり親世帯の就労形態について
2020/8/25 17:14

昨日は、宮崎県内のひとり親世帯の平均月収について書きました。
今日は、ひとり親世帯の就労形態について書いてみます。
なお、こちらのデータは宮崎県の、第2期宮崎県子どもの貧困対策推進計画に掲載されていますので、お時間のある方は是非ご覧ください。
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平成29年のひとり親世帯の就労形態については、全体的には平成24年と比較すると改善されつつあるものの、母子世帯の臨時雇用の割合は高くなっています。(会見3)
コロナの影響により、非正規雇用職員の失業や時間短縮が問題になっていますが、ひとり親世帯の場合収入がそのまま生活に影響します。
臨時雇用の危うさは、何かが起きた場合に直ぐに解雇の対象になりがちであるということです。
特に、子育て真っ最中の親の場合は、子どもの突発的な病気や予定で仕事を休まざるを得ない事が多く、それを理由に優先的に解雇などの対象者になりやすい事も現実としてはあります。
既に、こども宅食をお届けする際に「失業中だ」という声は出てきていて、深刻さが分かります。
今後の貧困問題対策の一つとしては、ひとり親世帯の雇用も挙げられていく事になるのではないでしょうか。
宮崎県内の子どもの貧困に関する実態調査及び、第2期宮崎県子どもの貧困対策推進計画については、https://www.pref.miyazaki.lg.jp/fukushihoken/kense/kekaku/kodomo/20160308172605.html
をご参照ください。
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