ストーリー
NO YOUTH NO JAPAN代表の能條桃子です。
NO YOUTH NO JAPANを始めて、7月21日でちょうど1年が立ちました。
わたしたちの1歳の誕生日。2年目に向けて、一緒にお祝いしていただけませんか?
去年の7月21日(日)は参議院議員選挙の投票日。
NO YOUTH NO JAPANはもともと、「NO YOUTH NO JAPAN 参院選2019」という、私の留学中に立ち上げた2週間の限定プロジェクトでした。
日本の投票率の低さなどに問題意識を持ち、私はデンマークに留学しました。若者の投票率80%を超えるデンマークの国政選挙を体験。同世代の友だちがランチをしながら楽しそうに投票先の話をしている様子、選挙にワクワクしている様子が、とても羨ましかったです。
彼らが「自分たちの社会は自分たちで変えていける」と信じて行動しているように、まずは私も日本の参議院選挙でできることをやってみよう!と、オンラインでメンバーを募集しました。
普段投票に行かない日本の10代・20代に届けるため、Instagramで選挙についてわかりやすく発信。2週間で1.5万人の方にフォローしていただき、日本の選挙に少しワクワクをつくれたような気がしました。
しかし、結果をみると20代の投票率は31%。7割の若い世代が投票に行っていない現実。
選挙前に「投票に行こう」とSNSで呟くムーブメントだけでは、この社会は変わらない。選挙があるときだけではなく、日常から政治や社会について知って考えて行動する、そんなカルチャーが根付くことで初めて、投票率は上がるし、もっと良い社会になるのではないかと思うようになりました。
そこで「投票に行こうキャンペーン」を超えた次のアクション起こすため、NO YOUTH NO JAPANを団体として継続していくことを決意。気づけば高校生から社会人まで、60人を超えるメンバーに恵まれ、あっという間に1年が経過していました。
現在NO YOUTH NO JAPANは、「U30世代のための政治や社会の教科書メディア」としてInstagramを運営したり、政治や社会についてU30が気軽に話せるイベントを開催しています。
メディアにも多く取り上げていただけるようになり、Instagramのフォロワー数は4万人を超えました。
選挙や政治、社会に1人でも多くの若い世代が興味を持ち、行動してほしい。その入口をつくりたいという想いで活動してきましたが、この一年でどれだけ「民主主義」の土壌を耕すことができたでしょうか。
民主主義とは日々努力して維持していかなければならないもの。1年そこらで変えることができないということも感じています。
しかし、何もしていなかった時に比べれば、確実にこの1年で違いを作ってこられたのではないかと希望も感じています。それは、私たちの活動をきっかけに、勇気を持って動き出している人がいることを感じているからです。
SNSで私たちの投稿をシェアしたり、友だちと政治の話をしてみたり。そういう小さいけれど勇気がいることを、もっと普通で、当たり前で、ワクワクするものにしていきたい。
やっぱり私は20代の投票率80%の日本で生きたいし、若い世代が投票だけではなく多くの手段で政治や社会に声を届け、その声が響く社会であってほしい。
まだまだ時間はかかるでしょう。
それでも、取り組み始めなければ、そんな未来は一生手に入らない。
だからNO YOUTH NO JAPANでは2年目も「若者が声を届け、その声が響く社会」の実現に向けて、U30のメンバーがU30の目線から同世代に向けて、政治や社会について知って考えて行動する入り口をつくっていきます。
どうぞ応援よろしくお願いします!
頂いたご支援は、全額NO YOUTH NO JAPANの団体運営費として活用させていただきます。