パネルトークの様子と参加者様からのご感想紹介
2020/8/9 10:13
8月8日、ASOVIVAのメンバー5名がパネラーとして自分達の体験談や思いをお伝えする、「学校に行かない選択をした子達の今までの歩みを聴く会」を大阪府堺市にて開催しました。
中学3年生~17歳の5人のうち、1人は小学校高学年から、4人は中学校に入ってから、学校に行かない選択をしました。
その背景や、実際に行かなくなってからどのように過ごしていたのか。
どんなタイミングでASOVIVAに通うようになったのか。
学校に行っていた頃の自分と今の自分の違いはあるか。
これからの歩み方についてどんなことを思い描いているか。
などについて、1人ずつ話してもらいました。
後半は、来場者からの質問にそれぞれ答えてもらいました。
前半の話の中で、「ASOVIVAでは自分を好いてくれてる、受け入れてくれてると感じられる」と言っていた子がいて、
「自分が好かれている、受け入れられていると感じるのはんな時ですか?」
という質問が寄せられました。
子ども達からは、
「常にそう感じる」
「好きって言い合っている」
「ミーティングで否定されたことがない」
「すぐに言えなくてもニコニコして待っててくれる」
といった言葉が出てきて、ASOVIVAという場でみんながどれだけ安心し、お互いを尊重・信頼し合って過ごせているのかが伝わってきました。
そんな場を、子ども達が自分達の手で創っていることが誇らしく、大人からの信頼もしっかり受け止めてくれていることをとても嬉しく思いました。
ーー参加者様からの感想ーー
ASOVIVAの開校当初から応援して下さっている楊 美加さんが、パネルトークを聴いて感じたことを綴って下さったので、ご紹介します。楊さん、いつもありがとうございます。
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今日は河南町にある「デモクラティックスクールASOVIVA!」に通うティーンエイジャーたちの話を聞く会に参加した。
今は溌剌としている彼女たちが学校に行けなくなった頃に感じた恐怖感や不安感を口にした。
このままだったら自分はどうなるのか、大学にもいけない?仕事にもつけない?
学校に行かない罪悪感を強く感じた子もいた。「これは今だけ‥‥きっと一ヶ月後の自分は登校している」
部屋に閉じこもり「人に迷惑をかけず死ぬ方法をネットで検索した」って話した子もいた。
未来のことが不安で何も考えたくないからYouTubeを見続け脳を疲れさせてただ眠る日々を続けた。
夜になると「お母さんごめんなさい」と泣き続けた。
そんな彼女たちの親御さんも葛藤しながらも、学び、違う選択を模索してこのASOVIVA!に出会っていったのだろう。
「毎晩お母さんは私が首を吊っていないか部屋の扉を1センチだけ開けて確認していた」という女の子は今、あの頃の自分に「死なないでくれてありがとう」と伝えたいと話してくれた。
本当に生きていてくれてありがとう。
また、母が毎日真面目に学校に通い疲弊していく我が子に「行かなくてもいいんだよ」と声をかけたという話も聞いた。登校することで生きるエネルギーをすべて吸い尽くされ家に帰ると電池が切れたようになる。
ちゃんと、我が子のこと見つめているからこそのリングへのタオルやったのやろね。
人生のレールを外れる選択。
今の世の中、それが自分の命を守ることになる。
若い頃の私にはありえなかった発想。この年齢になって学ばせてもらっている。
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