理事の思い:その②石原亮子
2020/7/22 07:15
私にとってのASOVIVA
私には3人の子どもがいます。
上から順番に、16歳、14歳、10歳。
一番下の10歳の子が小学校に入って2週間ほど経った頃、
「もう学校辞める」
と宣言されました。
私にとっては衝撃の一言。
また、新たな人生の始まりの一言となったのです。
その当時、私は週6で働くワーキングウーマンでした。
子どもは3人とも生後数か月の頃から保育園に預け、子育ては社会と共に、と考えていました。
学校を辞めると宣言されたことをきっかけに、「学校以外の社会」を探し始めましたが、まずは情報がない・・。
公的機関にはもちろん、インターネットで検索して探しましたが、情報が少ない、あったとしても遠い、希望と合わない、高い、通えない・・などなど、一緒に育ててもらう社会がみつからない!!
そんな時、近くで不登校の居場所をしている人がいる、と情報が。
「育みネットカラフル」かおりん、知愛との出会いでした。
かおりんと仲良くなるにつれ、「毎日通える学び場が必要よね~」という話をしていましたが、地域や人との繋がりが広がっていく中で、ある日ある瞬間に、「よし、がっこう創ろう!」となったのです。
がっこう創りを目指し、オルタナティブ教育や公教育のことを調べ、学び、うちの子にとって、今の社会にとって、何が必要なのかを考えて考えて、考えました。
私が出した結論は、「子ども期をその子らしく安心して過ごせる環境を創ること」 小学校に行く練習、中学校に行く準備、高校受験、大学受験、就活、婚活、妊活、保活、離活、終活・・これって全部未来のための活動やん。
貴重なその日その時を、未来の準備のために使うなんてもったいない!
その結論を最大限に活かせるのがデモクラティックスクールだったのです。
社会に合わせる練習ではなく、自分とはどんな人間なのか、どんなことが好きなのか、嫌なのか、体験を通してそれぞれが自分を掴んで進める。
そして社会を創っていく。
そんな理想の学び場が今、現実のものとなってきました。
それは私たち大人には到底出来ない、子どもだからこそできる世界のように思います。
そんな学び場を、いつまでも安心して続けていける仕組みを作りたい。
そんな思いで今回のマンスリーサポーター募集のプロジェクトを始めることに決めました。
このプロジェクトが成功したら、全国のフリースクールの大きなパワーになると思うのです。
自分らしく生きていいんだ。
こんなに優しい社会を作れるんだ。
そんな風に思える社会を私は創っていきたい。
その時その場でしかない、かけがえのない子ども期を、安心して自分らしく過ごせる環境を創っていきたい。そんな風に思うのです。
理事
デモクラティックスクールASOVIVA!スタッフ
石原亮子
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一般社団法人ちはやあかさかくらす理事
写真で背負っている素敵なエコバッグは河南町在住のデザイナーhachiが手掛けた、「道の駅ちはやあかさか」オリジナル商品です。柿渋、藍、ベンガラ染め。-EAT VILLAGE,THINK THE WORLD-。数量限定で販売中です。
「道の駅ちはやあかさか」
Facebookページ : https://www.facebook.com/michinoeki.chihayaakasaka
Instagram : @chiaka_michi
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