2011年の東日本大震災発生後から被災地に通い始めていました。
2014年から活動を開始した「三陸歌声喫茶キャラバン」
被災地の方に「生バンド演奏によるカラオケで思い切り歌ってもらおう」というコンセプトで開始しました。
避難所から仮設住宅、そして災害公営住宅へと、何度も地域コミュニティ再生に苦労された皆さんは活動開始から15年経った今でも「まだ私たちの心の復興は終わっていないです」と口にされます。
活動中盤からは「岩手県復興支援事業」に採択され助成金によって活動を継続してきましたが、毎年毎年助成金予算は減額の一方で、国の交付金が終了した今年度は岩手県独自の復興事業助成金だけでは活動継続が大変厳しくなってきております。
多くの方から「また来て下さいね!」「待っていますよ!」の声を頂くこの活動をどうぞ応援してください!!
ストーリー
歌うことが、人とつながるキッカケになる
助成金が減っても、東北岩手の町へ生演奏を届けたい

東日本大震災から15年が経った今も、
「まだ、私たちの心の復興は終わっていません」
と話す方がいます。
私たちNPO法人東北岩手応援チャンネルは、岩手県内の被災地や、沿岸部から内陸部へ避難された方々のもとを訪ね、生バンドの演奏で一緒に歌う「三陸歌声喫茶キャラバン」を続けています。
生演奏に合わせて歌い、笑い、時には踊る。
その時間は、単なる音楽イベントではありません。
一人暮らしが多い高齢者の方たちが家から出るきっかけになり、久しぶりに誰かと話し、地域の人同士がつながり直す場になっています。
しかし、活動を支えてきた復興支援事業の助成金が大幅に縮小され、2024年度まで11日間実施していた活動は、2025年度に8日間、2026年度は4日間まで減らさざるを得なくなりました。

今年度予定している沿岸部4日間の開催を確実に実施し、さらに、開催を断念した内陸部にも歌声を届けるため、クラウドファンディングに挑戦します。
今回のクラウドファンディングで実現したいこと
最初の目標は30万円です
2026年度に予定している沿岸部4日間の活動を、団体の過度な自己負担に頼らず実施するために活用します。
今年度の事業費(予算)は約63万円です。
岩手県からの助成金は上限40万円のため、団体には23万円を超える自己負担が発生します。
最初の目標である30万円は、この自己負担分をはじめ、交通費、演奏者・スタッフの活動費、音響機材費、広報費、決済手数料などに充てます。助成対象外となる経費や、申請時の事業費を超えた費用については、団体が負担しなければなりません。
30万円を達成したら、次の目標は50万円です
最初の目標を達成した場合は、目標金額を50万円に引き上げます。
追加で集まった20万円を活用し、助成金の縮小によって今年度の計画から外さざるを得なかった盛岡市で、新たに2日間の開催を目指します。
50万円を超えるご支援は、花巻市・北上市での追加開催を優先して活用します。会場確保などの事情により年度内の開催が難しい場合は、翌年度の活動継続費に充て、使い道を活動報告でお知らせします。
岩手にゆかりのない方も、震災支援に関わった経験のない方も、ぜひ力を貸してください。
音楽が好き。誰かの孤立を防ぐ活動を応援したい。地域のつながりを守りたい。
その気持ちが、この活動を続ける力になります。
2026年度、まずは沿岸部で4日間・計8回開催します
今年度は、宮古市、宮古市田老地区、大槌町、釜石市で、合計4日間の開催を予定しています。
10月17日(土) 宮古市
午前・午後会場:鍬ヶ崎公民館
開催時間:11時00分~12時30分/14時00分~15時30分
10月18日(日) 宮古市田老地区
午前会場:消防団第28分団屯所
午後会場:三王自治会研修センター
開催時間:11時00分~12時30分/15時00分~16時30分

11月21日(土) 大槌町
午前会場:吉里吉里花道育成会館
午後会場:臼澤寺野ふれあい集会所
開催時間:10時30分~12時00分/15時00分~16時30分

11月22日(日) 釜石市
午前会場:両石公営住宅
午後会場:鵜住居生活応援センター
開催時間:10時30分~12時00分/14時30分~16時00分

まずは30万円のご支援で、この沿岸部4日間を、団体の過度な自己負担に頼らず実施することを目指します。
そして50万円までご支援が広がった場合は、今回の計画から外さざるを得なかった盛岡市で、新たに2日間の開催を目指します。
「私たちも歌いたい」・・・活動が始まったきっかけ
活動の原点は、2011年8月に参加した陸前高田市の「うごく七夕まつり」です。
震災後の地域の様子を映像で記録するために現地を訪れ、翌年には、音楽家として前夜祭に、映像カメラマンとして本祭に参加しました。
その頃、音楽仲間の一人が、現地の方からこんな言葉を聞きました。
多くの人が歌いに来てくれるのは本当にうれしい。
でも、そろそろ私たちも歌いたいんだよね。
ここにはもう何もなくなってしまったから。
この言葉を受け、2013年、陸前高田市の仮設住宅で、童謡や唱歌を住民の皆さんと一緒に歌う小さなイベントを開催しました。
その帰りに立ち寄った大槌町で活動について話すと、知人から、
「うちの町でも、ぜひやってほしい。会場は私が探すから」
と声をかけられました。
「それなら、音楽仲間を募って三陸の町を巡ろう」
こうして2014年、大船渡市、大槌町、田野畑村を巡る、最初の「三陸歌声喫茶キャラバン」が始まりました。


2014年の活動記録映像「歌のチカラ」
私たちが、この活動を続ける理由
初年度、大船渡市の会場で「野に咲く花のように」を歌ってくださった女性がいました。
震災から3年半が経っていましたが、その方が人前で歌ったのは、震災後初めてだったそうです。

歌い終わったあと、こう話してくださいました。
私の中には、今でも楽しむことへの負い目があります。
「こんなに楽しんでいいのかな」と思うことがあります。
でも、これからは上にいったみんなの分も楽しみたい。
死ぬその日まで、みんなの分も楽しみたい。
この言葉を聞き、私たちは、
「この活動を続けていかなければならない」
と強く思いました。
カラオケではなく、生演奏である理由
「歌うだけなら、カラオケ大会でもよいのではないか」
と聞かれることがあります。
その問いに、参加者の方がとても分かりやすく答えてくださいました。
カラオケでは、ほかの人が歌っている間に、次は自分が何を歌おうかと考えてしまう。
でも生演奏は、みんな慣れていないから、自然と助け合うんです。
そうして、少しずつ仲良くなっていけるんですよね。
生演奏では、演奏に合わせて声をかけ、合図を送り、周りの人も一緒に歌います。
誰かが歌えば手拍子が起こり、時には踊りだす人もいます。
「聴く人」と「歌う人」が分かれるのではなく、その場にいる全員で時間をつくっていく。
そこに、生演奏だからこそ生まれるつながりがあります。

内陸部でも、この活動が必要とされています
2019年、大槌町での活動報告のため町役場を訪ねた際、職員の方から相談を受けました。
盛岡市や花巻市、北上市などの内陸部にも、沿岸地域から避難してきた方々が暮らす災害公営住宅があります。
内陸部には、さまざまな町から避難した方が集まっているため、新しい地域コミュニティをつくることが難しいというお話でした。
この相談をきっかけに、2019年度から盛岡市、花巻市、北上市でも活動を始めました。

盛岡市で開催した際、大槌町から避難してきた方が、
「自分の地元の人がここに来てくれるというだけでも、本当にうれしい。」
と涙を流してくださいました。
また、別の方は、
「一度は故郷のことを忘れようと思ったけれど、こうして故郷から来てくれた人に会うと、また思い出すきっかけになりますね。」
と話してくださいました。
この活動は、音楽を届けるだけではありません。
離れて暮らす人と故郷を結び、もう一度、人や地域とつながるきっかけを届ける活動でもあります。

12年間続ける中で、活動に新しい広がりも生まれています
助成金が減る一方で、活動には新しいつながりも生まれています。
2024年から、東京の音楽仲間が、
「自費でもいいので参加したい」
と、岩手まで演奏に来てくれるようになりました。
さらに、埼玉県からも音楽仲間がボランティアとして参加しました。
また、盛岡北高校の先生から、
「音楽を通して地域に貢献したいと考えている生徒がいるので、話をしてもらえませんか」
と声をかけていただいたことをきっかけに、吹奏楽部とのコラボ演奏も実現しました。
岩手県立大学の軽音楽部の学生たちも、イベントに参加し、一緒に演奏してくれるようになりました。

高校生や大学生にとっては、音楽を通して地域と出会う機会になります。
地域の皆さんにとっては、若い世代と交流し、新しい元気を受け取る時間になります。
活動開始から12年。
三陸歌声喫茶キャラバンは、「支援する側とされる側」という関係を越え、世代や地域を結ぶ活動へと育ち始めています。
盛岡北高校吹奏楽部との初コラボ演奏
2024年12月14日「ひょっこりひょうたん島」
岩手県立大学軽音楽部とのコラボ演奏
2025年12月14日「拝啓、少年よ!」
音楽による心の復興から、地域福祉活動へ
活動を12年間続ける中で、私たちは一つのことに気づきました。
この活動は、震災の影響を受けた方だけに必要とされるものではありません。
高齢化や人口減少が進む地域では、一人暮らしの高齢者が増え、外出する機会や人と話す機会が少なくなっています。
引きこもりや孤立、孤独死を防ぐためにも、地域の人が自然に集まり、声を出し、笑い合える場所が必要です。

歌声喫茶であれば、
「歌を聴きに行く」
「懐かしい曲を歌いに行く」
という理由で、自然に会場へ足を運ぶことができます。
そして会場に来れば、誰かと顔を合わせ、会話が生まれます。
三陸歌声喫茶キャラバンは、「音楽による心の復興」から始まりました。
これからは、震災の経験を未来につなぎながら、孤立を防ぎ、地域のつながりをつくる活動として続けていきたいと考えています。
東北岩手応援チャンネルについて
NPO法人東北岩手応援チャンネルは、東日本大震災をきっかけに、岩手を応援したい仲間が集まり、2014年9月1日に設立されました。
設立当初は「映像」「音楽」「食」の3つを柱に活動していました。
現在は、「音楽による心の復興・地域福祉活動」を目的とする三陸歌声喫茶キャラバンを中心に活動しています。
代表の出淵晴彦は、映像制作の仕事に携わる一方、長年音楽活動を続けてきました。
映像で地域の記録を残し、音楽で人と人をつなぐ。
その両方を生かしながら、岩手県内各地で活動を続けています。
ご支援いただいた方へ、活動の結果をご報告します
キャンペーン期間中および終了後は、次の内容を活動報告でお知らせします。
- 寄付金額と目標達成状況
- 各会場での開催報告と写真
- 参加者や地域の方から寄せられた声
- 寄付金の主な使い道
- 盛岡市での追加開催の決定状況
- 翌年度以降の活動予定
最後に
「すごく楽しかったです」
「今年も来てくれてありがとう」
「来年も待っていますね」
そう言ってくださる方々がいます。
私たちが届けているのは、一日の音楽イベントかもしれません。
しかし、その一日が、家から出るきっかけになることがあります。
誰かと久しぶりに話す日になることがあります。
ふるさとを思い出し、また前を向く時間になることがあります。

助成金が減っても、待ってくださる方がいる限り、この活動を続けたい。
まずは30万円で、今年予定している沿岸部4日間の活動を支えてください。
そして50万円までご支援が広がれば、盛岡市での2日間を追加し、今年は届けられないと思っていた内陸部にも、もう一度歌声を届けます。
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三陸だけでなく東北岩手の町に、人が集まり、歌い、笑い合える時間を届けるために。
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