こんにちは！

　マンスリーサポーター募集には多くの方のご理解をいただき、本当にありがとうございます。

　キャンペーンは残り3日。キャンペーンは終了しますが、マンスリーサポーターの募集はその後も続けていきます。

　さて、新型コロナですが「緊急事態宣言」も解除されて、埼玉も次第に普段の暮らしを取り戻しつつあります（しかし、第２波、第３波の話もあり、油断はできませんね）。フードバンクも、次第に普段の活動に戻りつつありますが、急な変化にも対応できるよう、基盤整備に努めていきたいと思います。

　柔軟性のある活動となるように、引き続きご支援の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

　今回のコロナ禍は、地域の子どもたちの生活にも大きな影響を与えました。突然の休校、外出自粛･････お友達と遊んだり、外に出かけて体を動かすことができなくなりました。

　子どもたちがずっと家にいなければならない状況は、大人の生活にも影響が大きく、誰かが仕事を休んで子どもたちとずっと一緒にいなければならない、あるいは、あれこれ心配を抱えながらも仕方なく子どもたちだけでお留守番をさせなければならなかった場合もあったことでしょう･････。

　フードバンクは、普段から、子ども食堂や学習支援のグループとつながりがあり、また、個別の食料支援では、シングルマザーや子どもの人数が多い世帯の利用が多く、活動に参加しながら、いつも地域の子どもたちの存在を意識しています。

　今回のコロナの影響で、観光地や大規模小売店で販売される予定だったけれど外出自粛や店舗閉鎖でキャンセルになったお菓子が、フードバンクにたくさん集まりました。普段でしたら子ども食堂を中心にお菓子を提供するのですが、コロナの影響ですべて活動休止中･････さあ、このお菓子を有効に必要とする人達に届けるにはどうしたらいいか･････。ということで、スタッフが思いついたのが、お菓子の詰め合わせを宅配便でお送りするという「緊急おやつ便」でした。

　予算の関係で、ひとまず50個。フェイスブックで呼びかけたところ、予想以上の反響があり、告知から24時間たたないうちに申し込みが予定数に達してしまいました。「緊急おやつ便」は、申し込みに要件は一切設けず、子どもの人数と年齢・性別を教えてくださる方ならだれでも申し込みができるようにしました。

　子どもの支援には「就学援助制度利用中である」とか、親の収入状況の要件が付くことが多いのですが、すぐに配りたかったことやプライバシーの問題、それと「コロナの影響は、親の収入額は関係ないだろう」という判断で、「一切の要件を設けず、子どもがいる世帯ならどなたでも」ということにしました。

　50件の詰め合わせと発送は、普段のボランティアが自宅待機だったため、急遽「おやつ届け隊」という特別チームを編成して作業にあたりました。嬉しいことに、お手紙やお電話、メールで、受け取った子供たちの声が届き、やってよかったな！「おやつ」は大人も子供も関係なく幸せな気持ちにするんだな！と実感しました。

　「おやつ」でちょっとした心のゆとりが生まれる、これってとても大事なこと。フードバンクができることについて、私たちもよい経験をさせていただきました。

　「おやつ便」は、これからもタイミングを見ながら実施を検討したいと思っています。

　「おやつ便」の実施のためにも、資金（段ボール代、宅配便代など）が必要、マンスリーサポーターへのご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。