応援メッセージいただきました
2020/5/23 16:57
浄土真宗本願寺派 清光山 西正寺
中平了悟 住職
わたしは兵庫県尼崎にある西正寺というお寺の住職・中平了悟といいます。
「NPO法人月と風と」さんのファンドレイジング・キャンペーンを応援しています。
「NPO法人 月と風と」の代表キヨタさん、スタッフのみなさん、さらには利用者のみなさんとは、それぞれに地域の活動で知り合いました。いろいろなことをご一緒するなかで、つながりが深くなり、いまでは友だち・仲間のような関係になっています。
月と風とさんは、しょうがいをお持ちの方へのヘルパー派遣を中心にされながら、それだけにとどまらない、しょうがいの有無をこえてつながり、一緒に楽しめるイベントの企画・運営もしています。しょうがいをお持ちの方の楽しみや、やりがいを生み出すような、一風かわった、でも心のこもったあたたかな企画や取り組みがあり、そういう試みを重ね続けていらっしゃいます。
(活動はホームページに掲載されています。https://tsukitokazeto.com/activities/)
「ミーツ・ザ・福祉」やチャリティーショップ「ふくる」といったインパクトのある社会的な取り組みもあります。また、書道やアートを楽しんだり、いっしょにお風呂に入りにいったりという、しょうがいの有無を超えて楽しみつながれる取り組みもあります。そういった、日常に根ざした活動に私は、月と風さんらしさと魅力を感じています
(ことばではうまく伝えられないように思い、もどかしいのですが、それでも言葉にしてみます。)月と風とさんの活動。そこには、ヘルパーと利用者、支える人と支えられる人というような、出し手と受け手が固定される関係性ではなく、しょうがいの有無をこえて、一緒に友人として、歩み、暮らすような関係性が編みだされてくるような時間があります。
彼(彼女)の好きなものは何だろう? 彼(彼女)が楽しく過ごせるにはどうしたらいいだろう? いっしょになにができるだろうか? そんな問いから、お風呂に入りにいったり、音楽やアート、詩を楽しんだり。食事をしたり、マージャンをしたり、果てはお店を作ることまで…。
そこには「仕事」の枠を超えて、必要が感じられれば、暮らしや人生にまで関わっていくような(しかし、押し付けではなく、あたたかさや配慮が伴った)アプローチの積み重ねがありました。そういう活動があったからこそ、私も地域のお坊さんとして、月と風とさんのスタッフ、利用者のみなさんと友人や仲間のような関係になり、暮らしや遊びの場面で、顔を合わせ楽しめる時間をもらえているのではないかと思います。
困難を抱えた人の暮らしや人生に関わる「仕事」が地域にあるからこそ、一緒になって関わる余地がうまれ、すべての人たちの暮らしや人生も豊かになっていくのではないかと思います。
月と風とさんのすてきな(でも、ちょっとおかしなところもある)活動の応援をどうぞよろしくおねがいします!!
浄土真宗本願寺派 清光山西正寺 住職 中平了悟
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