応援メッセージが届きました!
2020/6/28 21:06
篠⼭チルドレンズミュージアム 館⻑ 垣内敬造さん
兵庫教育⼤学・⼤学院 芸術表現系コース講師
丹波篠⼭市教育委員
⼤阪⾃然史センターの事業は、⼦どもたちへの普及教育や調査研究、市⺠活動 の⽀援、被災地での学習⽀援、物販などのミュージアムサービスといった⽬に ⾒える活動だけでなく、ミュージアム業界全体へ染み込んで⾏くような貢献や 影響があるのが特徴です。
それゆえ、⾃然史系、歴史系、芸術系などのジャンルを超えて影響⼒があります。同センターのスタッフの情熱は、関係してきた 博物館や教育機関・⾃治体・⺠間企業においても共鳴・共振を起こし、これまで疲弊したとされてきた多くの組織団体を勇気づけてきました。
誤解を恐れず例えるなら、スタッフの皆さんは⼦どもと遊ぶときは⾃らも⼦ど もになっています。
誰かを⽀援しようというとき、相⼿の⼼に探りを⼊れたり、測定したり分析したりすることなく、相⼿の⼼の動きに敏感に反応し、できる限り共に⽣きようとしているのが分かります。
「真剣に関係しよう」という姿勢。
そんな⼦どものような感受性を持つスタッフに触れ合うだけで、私たちはエネルギーをもらいます。実は当館も、そういった意味で助けられたミュ ージアムの⼀つです。 このようにスタッフ⼀⼈ひとりが、理念を体現している秀でた⼈たちと⾔えま す。
その集団がコロナ禍で散逸してしまうことは、ミュージアム界にとってはもちろん社会にとって⼤きな損失です。物理的な隔離が求められる社会で、私たちは⼤切なつながりさえ分断してしまわないように⾏動しなければなりませ ん。
これまでの同センターの社会貢献への返礼として、これからは私たちが勇気づ ける側になることができるのです。
この魅⼒的な⼤⼈たちは、変⾰者としての⼦どもっぽさを秘めています。
⼤阪⾃然史センターは、コロナ後に来る⾃然史科学の教育普及時代にこそ活躍しなければならない使命を持った組織です。
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