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傷を気づきへ。気づきから築きへ。生きづらさを抱える人の道しるべ『まごころ医療』の伴走サポーターを募集!

支援先

NPO法人 まごころ医療のある暮らし創り いつきのくに診療所

傷を気づきへ。気づきから築きへ。生きづらさを抱える人の道しるべ『まごころ医療』の伴走サポーターを募集!の画像

いつきのくに診療所

支援者数

27人

/ 300人

9%

支援総額

83,027円

支援者数

27人

残り

開始前

開始日

終了日

継続支援する

前回のクラウドファンディングでいただいた温かいご支援から1年。

和歌山県紀美野町の古民家で芽吹いた「いつきのくに診療所」は、今、地域や全国から多くの方が訪れる温かな場所へと成長しています。

現代の医療技術は、私たちの命を確かに支えてくれています。

同時に、病気や不調の奥にある「生きづらさ」や「自分自身の本音」に丁寧に耳を傾け、自ら命を調えていく時間もまた、同じくらい大切です。

日常の暮らしを土台に、人や自然との繋がりを通じて、本来の自分(自然体)の生き方に戻っていく「まごころ医療」の場を守り、これからの時代に必要な暮らし創りを全国へ広げていくために。

共に歩んでくださる300人のマンスリーサポーターを募集します。

ストーリー

前回のクラウドファンディングへの御礼と、診療所が開業してからの1年間

いつきのくに診療所_廊下から見える日本庭園

みなさま、こんにちは。「NPO法人まごころ医療のある暮らし創り いつきのくに診療所」です。

約1年前、私たちは古民家を改修して診療所をつくるためのクラウドファンディングに挑戦いたしました。その節は、全国から1,000万円を超える多大なご支援と、心温まる応援メッセージを頂戴し、誠にありがとうございました。直接現金を届けてくださったご近所の方々をはじめ、多くのみなさまの温かい想いのおかげで、2025年11月、無事に「いつきのくに診療所」を開設することができました。改めまして、心より感謝申し上げます。


和歌山県紀美野町にある築120年以上の古民家を再生した診療所には、内科、小児科、精神科、心療内科、産婦人科を備えています。丁寧に体を診察する保険診療を土台にしながら、私たちは患者さん一人ひとりの「人生」や「暮らし」に時間をかけて向き合う診察を心がけてまいりました。


■単なる医療施設を超えた「温かな暮らしの拠点」へ

鶏の写真

この1年で、診療所は単に治療を受ける場所にとどまらず、地域の温かな拠点へと育っています。

  • 敷地内の鶏や金魚を見てほっと息をついたり、子ども達がアスレチックのような待合スペースで楽しむ姿
  • 地域の人たちがふらりと立ち寄って、世間話を交わす穏やかな時間
  • 病院嫌いな子どもも大人も「あの場所なら行きたい」と来院してくれる安心感

診察の時間だけでなく、待合室でのスタッフや患者さん同士、近所の方々との交流も含め、自然や人、生き物たちとの繋がりから『暮らしの中で生きる力』を持ち帰っていただける場を目指しています。

診療所の近所の方が集まってご飯を一緒に食べる



【法人の名前にも入っている『まごころ医療』とは】

医療者から患者さんへの一方通行の診察ではなく、お互いがこれまでの経験や人生を持ち寄り、多様な価値観の中で対話を重ねる診察を行います。患者さんが抱える困りごとや苦しみに、じっくりと耳を傾けます。

過去の出来事に傷つき、『苦しかった』『誰かのせいで』と感じている時、私たちは社会的評価や周囲の価値観に縛られていることが少なくありません。こうした「傷」から「気づき」を得て、自ら価値観を変えて、自分自身を築いていくプロセスが大切だと考えています。

「気づき」をきっかけに、中心軸を調え、本来の生き方や在り方を体現する人生の「築き」へ。

依存ではなく、自律を促す場として——。

日常の暮らしを土台に、人や自然との繋がりを通じて、揺らぎながらも自分で歩んでいく力を見つけ、本来の自分(自然体)の生き方に戻っていくお手伝いができる医療

私たちはこれを『まごころ医療』と呼んでいます。

西田医師が少年の診察をしている



なぜ、和歌山・紀美野町で「まごころ医療」を始めたのか

診療所外観写真 瓦屋根の古民家をリノベーションされている様子

当法人の理事長であり看護師の今田真穂は、18年間にわたり都市部の医療現場で働き、コロナ禍においては3万人以上の患者さんに関わってきました。

自身も幼少期から病気や生きづらさと隣り合わせで育ってきた当事者であり、現代医学の素晴らしさに深く感謝する一方で、多くの不調に悩む患者さんと接する中で「病気を医師や薬に委ねてしまい、自分自身の命を主体的に生きる視点を見失ってしまうこと」への強い課題意識を抱くようになります。

「病気や心身の不調は、単に排除すべき悪ではなく、これまでの暮らし方や『自分の本音と生き方のズレ』を教えてくれる体からのメッセージなのではないか」

そう気づいたとき、病気の裏側にある生きづらさや感情に丁寧に耳を傾け、患者さん自身が自らの命を愛おしみ、調えていく力を取り戻すお手伝いがしたいと強く考えるようになりました。

赤ちゃんを抱っこする笑顔の女性と子どもたち

移住先を探す中で出会ったのが、かつて江戸時代から「医療」と「仏教(祈り)」を結ぶ役割を果たしていた「醫王寺(いおうじ)」のある和歌山県紀美野町でした。さらに地域の方々との繋がりの中で紹介されたのが、約100年前に地域の診療所として使われていた古民家だったのです。

「ここで、現代医療の利点を生かしながら、まごころで寄り添う日本人らしい医療の形を育みたい」

その想いに共感した医師の西田拓司をはじめ、多職種のスタッフが集まり、私たちの新たな挑戦が始まりました。

診療所の和室でスタッフと仲間達30名ほどの写真

患者さんとスタッフで共に起こしてきた「小さな変化」

「いつきのくに診療所」での診察は、検査やお薬の処方にとどまりません。患者さんが抱える不調の奥にある「本音」に光を当てる対話を大切にしています。

3歳と6歳の姉弟とお母さん

3歳の息子さんの鼻詰まりとお姉ちゃんの慢性中耳炎で受診された親子がいました。いくつか病院を回ってもなかなか症状がおさまらず悩んでいるご様子でした。

お身体を診察した上で、お母さんご自身の抱えているお気持ちについて丁寧にお話を伺っていくと、ご夫婦間の葛藤や悩みが溢れ出てきました。

医師とナースと患者さん3人で対話をしている様子

お子さんの症状が気になり始めた頃、夫婦間の喧嘩が激しくなっていたそうです。年上である旦那さんへ『なぜ 分かってくれないのか』という怒りが溢れるものの『言ってもどうせ伝わらない』このような気持ちを、お母さん自身が「内に押さえ込んできた」と話します。お姉ちゃんが中耳炎を繰り返し始めたのもこの頃。

耳を塞ぎたい気持ちが、症状と重なります。弟ちゃんの鼻詰まりは、行き場のない怒りを内に詰め込んだままにしていたお母さんの気持ちを映し出していたようでした。

一般的にはお子さんの症状が両親の生き方や価値観と因果関係があるとは思われていない場合が多いかと感じますが、まごころ医療では「病気の根本的な解決は人の生き方や、価値観に起因する」という捉え方をすることがあります。

この解釈にお母さんはとても腑に落ちた様子で、「子どもの不調の奥にある自分自身の心と向き合ってみます」と気づきを持ち帰られました。

その後子ども達は、症状が落ち着き、幼稚園に元気に登園されているとお聞きしています。


また、多く相談を寄せられるのは、社会に出始めた若者達からの、人生のスタートラインで足が止まってしまった苦しさの相談です。

社会に出て4年目の20代後半の女性

大手有名企業につとめていたが、会社の都合で東北から和歌山に転勤。

それなりのポジションにつき仕事を続けてましたが、次第に仕事に行くのがしんどくなってきたとの訴えで当院の扉をたたいてくれました。

以前は趣味も多く充実した生活を送っていましたが仕事がしんどくなり、今は外出する気力もなくなり、出勤直前まで動けない状態だというのです。話を聞くと、仕事に行けなくなったのは上司とのスタッフへの言動など価値観の違いが原因でした。しかも相談しても取り合ってもらえなかったことがきっかけで自分への無力感がつのったことが一因になっていました。仕事の翌日が休みの日はよく眠れるが、次の日が仕事だと眠れない。

仕事を休めばよくなるとわかりつつも同僚や後輩に対しての罪悪感から仕事を休むことができず、無理して仕事に行き軽度のうつ状態となっていました。

対話をしていく中で、自分が大きな固定観念にとらわれていることに彼女は気づき始めます。休むことは悪いこと、逃げていると思われてしまうのではないか・・・。休むとみんなに迷惑かけているのではないか・・・。

そんな気持ちからなかなか仕事を離れることができなかった彼女でしたが、罪悪感は自分のものの見方で、相手が本当にそれをマイナスに捉えているのかどうかはわからない。ここに目を向けれるようになりました。

そして、本当に自分が大切にしたいものが何か一緒に考えていく中で、彼女の最重要価値観は仲間との一体感であるということだと言語化できた時、それが今の仕事の環境では満たすことができないと気づき思い切って転職することに。

地元の自然あふれる大好きな北海道にかえって再度就職するということを決断されました。

最終的に自分が休むことが悪ではなく、自分に素直に生きないことが本当の意味でしんどいことだということを腑に落とした彼女。

人間どうしても執着や固定観念を手放しにくいものではありますが、落ち着いた診療所内での診察を通して、自分と真剣に向き合って決断するあと押しができたと思えた一例になりました。

診療所で患者さんと話すナース


事例


他にも、お子さんの発達障害や不登校のお悩みを抱えて苦しくなられてる親御さんの相談が増えています。子どもへの心配の奥にある親の苦しさに焦点をあてて、少しでも楽に子育てできるよう「気づき」を持ち帰っていただきます。親が力を抜いて自然体で子どもと向き合えるようになると、子どもも自分らしさを大切にのびのびと育ち始め、学校に行き始めた、新しい居場所を見つけたなど、嬉しい報告をたくさんいただいています。


わたし達は誰もが、心身の状態に波はありますし、時に立ち止まることもあります。それでも、彼らの家族や社会と繋がろうとする「内なる力」や社会への扉の前で立ちすくみながらも「自分の歩幅で再び歩み出すための力」を信じ支えていける場でありたいと思います。

医療制度の中で、「まごころ医療」の場を守り続けるために

お堂の掃除を終えた人たち10数名が笑顔でお堂の前で座っている

現代の医療保険制度は、基本的には『診察した患者さんの人数や検査の回数』に応じて診療報酬が支払われる仕組みになっています。これは、限られた時間で多くの患者さんへ均一な医療を提供する上では非常に効率的で患者さんにとっては費用が抑えられ、とてもありがたく、効率的なシステムです。

しかし、一人ひとりの患者さんの生き方や暮らしにじっくりと時間をかけ、心と体の調和を促すような「まごころ医療」の関わり合いは、現在の保険診療報酬だけでは適切な経済的評価を受けにくいのが実情です。


■診療の枠を超えた「環境づくり」

現在、診療所を継続して運営するためには、人件費や施設維持費、医療機器のリース料のほかに、「まごころ医療」ならではの費用がかかっています。

  • 「命」と「繋がり」を感じる空間維持・・・約410坪(テニスコート約5面分)の敷地にある庭園や池の手入れ、鶏や金魚、カブトムシ、植物などの生き物の飼育など、ホッと一息つくことのできる空間の維持。
  • 暮らしに根ざした地域活動 ・・・人の手が入らなくなった耕作放棄地の手入れやお堂の掃除、高齢化が進む近隣の田畑での農作業など地域の方々との関わりを通した繋がりづくり。
  • 対話と自己対話の「余白(間)」づくり ・・・親御さんが安心して受診できる子どもの見守り、夫婦・親子間の悩みに寄り添う対話サポート。また診察日以外にも、食卓を囲んで深い対話を行う「場開き(コミュニティ創り)」を実施。毎月2回一人ひとりが自分の内面と丁寧に向き合える「空間・時間・仲間」の提供しています。

地域活動や場開きの詳細はこちらをご覧ください。https://p3xbf.hp.peraichi.com/

人々が触れ合う画像

■「間」のある環境を大切にする理由

それは、効率やスピードが求められる現代社会の中で、疲弊した心身を癒やし、本来の自分を取り戻すために必要なのは「人生と向き合うためのゆとり」だからです。

診察室での対話だけでなく、誰かに子どもを預けてほっと息をつく瞬間や、食卓を囲んで本音を語り合う仲間、そして土や掃除に集中しながら心を静める時間。一見すると医療とは無関係に思えるような「間」の中にこそ、人が自分の生き方や価値観を見つめ直し、自分の足でしなやかに歩み出す(自律する)ための大切な原動力が眠っています。

保険診療の枠組みだけでは賄いきれない環境づくりは、日常の「暮らし」に戻ったあと、自分の足でしなやかに生きていく力を育んでいきます。

田んぼの中で近所の方との写真

高品質な医療インフラと両立させながら、私たちはこれからもこの場を大切に守り育てていきます。

そして「まごころ医療」という新しい医療のあり方を全国へ広く届けていくために、数年後の「認定NPO法人」取得も見据え、事業収益だけに頼らない安定した寄付基盤を築きたいと考えています。

診療所の廊下から見える、灯篭があり松や木々がある日本庭園


まごころ医療の継続に必要なマンスリーサポーターを募集します!


診療所スタッフと仲間達30名ほどの集合写真

AIをはじめとした技術の進化が進む反面、個人の抱える悩みがより複雑化していく今後の日本においては、「まごころ医療」の必要性がより高まっていくことになると考えています。

「まごころ医療」を続け広げていくために、皆様からのサポートが必要です。

「まごころ医療のある暮らし創り」は、わたし達スタッフのあり方や環境だけでなく、日本のより良い未来を想う皆様からのご支援の循環があってこそ、持続して広げていくことが出来ます。

今回、その第一歩としてマンスリーサポーター300名を目指す挑戦を始めます。

ご支援は、以下のような活動と環境維持に大切に使わせていただきます。

  • 診療環境の維持・拡充: ひとり一人に時間をかけて寄り添う診察環境の維持
  • 広報・発信活動: 「まごころ医療のある暮らし創り」の知見や成果を全国へ発信、同じような想いで活動されている方々との連携
  • 心の発育・教育支援: 生きづらさを抱える方が自律を取り戻すための社会復帰や人材育成プログラム・対話の場づくり
  • 地域・自然体験活動: 耕作放棄地の手入れ、田畑仕事、地域の掃除など、自然や人との繋がりを創る活動
  • ”暮らし創り”のサポート:想いを真ん中に、医療の枠を超えて、私たちが人や自然と繋がる”暮らし創り”をしてきた3年半の軌跡をお伝えします。医療の枠を超えて、衣・食・住・農・教育・福祉などこれからの時代に必要な暮らし創りを、共に広げていく伴走者として。

サポーターのみなさまには、診療所の日常の様子や患者さんの変化、「場開き」やイベントのご案内、まごころ医療のあり方の全国への広がり、地域活動のご報告など、定期的な活動報告をお届けしてまいります。


命の喜びが循環する自律した社会を、和歌山から全国へ

スタッフが餅投げをしている写真

この「まごころ医療」の取り組みは、まだ始まったばかりの挑戦ですが、ここから生まれる対話と変化の種は、これからの時代に必要な「新しい医療と暮らし」になると信じ歩んでいます。

皆さまからの毎月のご支援は、「まごころ医療」を地域に根付かせ、日本に広げていくために大切に活用してまいります。

この支援の循環の輪を私たちと一緒に育てていただけますと幸いです。みなさまと共に歩んでいけますことを、スタッフ一同、心より楽しみにしております。


NPO法人 まごころ医療のある暮らし創り いつきのくに診療所
スタッフ一同

〒6401131

和歌山県海草郡紀美野町動木1478-1

073-497-6677

https://www.instagram.com/itsukinokuni_clinic?igsh=MWhmMHBvYjVmMndtaQ%3D%3D&utm_source=qr

代表:今田真穂

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