長野県松本市。
松本城のほど近くに建つ、大正時代から続くレトロな老舗銭湯「塩井乃湯」。
その裏手にある蔵や、少し離れた山間部の廃屋で、ひっそりと暮らしている猫たちがいます。彼らを見守っているのは、銭湯の4代目女将・ヨーコさん。これまでの30年以上、行き場のない猫たちを引き取り、1人でお世話を続けてきました。
私たち「塩井乃猫」は、そんなヨーコさんが一人で抱えてきた負担を分かち合い、今いる約50頭の猫たちを「最後まで責任を持って見届ける」ためのプロジェクトです。
猫たちの毎日のごはん、温かい居場所、そして医療費。
彼らが最期まで安心して暮らせる日常を守り続けるために、毎月支えてくださるサポーターを募集します。
ストーリー
老舗銭湯など3つの場所で、約50頭の猫たちを見守る
こんにちは。松本市で創業明治34年、100年以上の歴史をもつ老舗銭湯「塩井乃湯」の4代目女将・ヨーコさん(田中洋子)の保護猫活動をサポートしている「塩井乃猫」の今村友美です。
「UKIKI & Co.」という会社を運営しながら、ヨーコさんとボランティアの仲間と活動を行っています。

(写真:創業150年の老舗銭湯、塩井乃湯)

(写真:UKIKIシェルターの保護猫たち)
現在、私たちが拠点として猫たちを見守っているのは3つの場所です。銭湯の敷地内にある蔵を改装した「塩井シェルター」には、殺処分寸前だったところをレスキューされ、高齢や持病があって譲渡が難しい猫たちが20頭。私のオフィスの2階にあるシェルターには、比較的人と暮らしやすい若い猫たちが8頭。そして、松本市内の山間部にある廃屋には、飼い主に置き去りにされた「山の猫たち」が約20頭暮らしています。
それぞれ事情は違いますが、どの子も安心して暮らせる場所を守りながら、日々の見守りを続けています。
「お腹が満たされて幸せそうにしていると、私も満足なんです」
ヨーコさんは、30年以上にわたって松本の街で行き場のない猫たちを助けてきました。
老舗銭湯の女将として働きながら、保健所から依頼を受けたり、山間部に取り残された子たちのもとへ通ったり。これまでずっと、個人で保護活動を続けてきました。
活動には、時間も労力も、そしてお金もかかります。
これまでヨーコさんは、ご自身の貯金や銭湯の稼ぎなどから、毎月かかる費用を自腹で出し、猫たちを守り続けてきました。「猫にお金がかかるから、銭湯はやめられないのよ」とヨーコさんは笑います。

(写真:番台のヨーコさん)
過酷な環境から保護された猫たちは、シェルターにやってくると、最初は怯えていても次第に落ち着きを取り戻していきます。
「うちに作ったシェルターで、おいしそうにごはんを食べ、お腹が満たされて幸せそうにしていると、私も満足なのよ」
ヨーコさんは、そう語ります。
助けを必要としている小さな命に出会ったとき、放っておけなかった。ただ目の前の猫たちにお腹いっぱいになってほしい。その純粋な思いで、ヨーコさんは今日まで走り続けてきました。
同じ気持ちでいる人と、一緒に活動するために
松本の冬は、とても厳しい寒さに包まれます。
山間部の廃屋に暮らす「山の猫たち」は、もともと引っ越しで置き去りにされてしまった子たちでした。保健所から依頼を受けたヨーコさんは、週に3回、車を運転して山へと通い続けています。

(写真:ヨーコさんを出迎えて一緒に歩く山の猫)
人がいなくなった廃屋。猫たちは姿を見せないこともあります。それでもヨーコさんは、彼らが凍えないようにヒーターを交換し、ご飯を置き続けます。
時間も資金も手間も労力も、すべて自分持ち。
ヨーコさんは「あの子たちが待っている。理由はそれだけで充分」と言います。
私は松本に移住してきてから、近所の猫のことで相談に行った際、ひょんなことからヨーコさんと出会いました。
見せてもらったシェルターにはたくさんの猫たちがいて、ヨーコさんがほぼ一人でお世話をしていることを知りました。

(写真:塩井シェルター)
実は私自身、以前に重い病気を経験しました。その病気を機に「自分が元気なうちに活動の終わりの準備を整え、万が一の時に猫を取り残さないようにしよう」と考えていた時期でした。
ヨーコさんも70代。
「終わりたいけれど、まだ猫たちがいるから終われない」と話す姿に、私は深く共感しました。これまで自分自身も一人で保護活動をしてきたからこそ、たくさんの猫の命を自分だけで預かることの重みや大変さが、痛いほどよくわかったからです。
同じ方向を見て、同じ気持ちでいる人がいる。それならば、一人で抱えてきた負担を少しでも分かち合い、引退するまで私がサポートしよう。そう思い、「一緒に手伝います」と声をかけました。
それから、私は週に1回、ヨーコさんと一緒に山の廃屋へ通うようになりました。

(写真:ご飯を待つ山の廃墟猫たち)
二人で活動を共にする中で、私たちが大切にしていることがあります。
それは、「新しい保護活動を広げるのではなく、今いる約50頭の猫たちを、責任を持って最後まで見届ける」ということです。
猫たちの穏やかな「日常」を途切れさせないために
「終わりの準備」といっても、今いる猫たちの命は、今日も、明日も続いていきます。
猫を保護するということは、新しい家族が見つからなければ、その子が天寿を全うするまで、最後まで責任を持ってお世話をする覚悟が必要です。

(写真:なかなか人に慣れない塩井シェルターのうずら)
約50頭の猫たちが暮らす毎日は、決して楽なものではありません。毎日のフード代、そして猫砂などの消耗品。高齢の猫や持病のある猫も多いため、病院へ行けば1回で数万円の医療費がかかることも少なくありません。
さらに、猫たちが快適に過ごせるよう、冬はエアコンや床暖房をつけっぱなしにするため、光熱費もかさみます。シェルターの維持費や医療費などを合わせると、毎月20万円以上の活動費がかかっているのが現状です。
これまでは、利益の一部を「塩井乃猫」に充当するオリジナルグッズの販売や、ヨーコさんの私財、そして有志の方からの単発のご寄付になんとか支えられてきました。
しかし、明治時代に建てられた蔵を改装したシェルターは古く、エアコンの買い替えや水漏れの修繕など、急にまとまったお金が必要になることもあります。
また、猫たちが高齢化していく中で、これからはさらに医療費がかさんでいくことが予想されます。
いつ何が起きても、猫たちの穏やかな「日常」を途切れさせないために。
そして、活動する人が疲弊しすぎることなく、最後まで笑顔で猫たちと向き合い続けられるように。私たちは今、単発のご支援だけでなく、日々の基盤となる「毎月の継続的な支え」も必要としています。
まずは30人の「マンスリーサポーター」を募集します
今回、私たちは、塩井乃猫を継続的に支えてくださる「マンスリーサポーター」を30人募集します。
いただいたご寄付は大切に管理し、主に以下の用途に活用させていただきます。
- 猫たちの医療費(通院、お薬代、急な手術など)
- 毎日のフード代、猫砂などの日用品費
- シェルターの維持費(光熱費、エアコンや建物の修繕費)
- いざという時のための緊急の備え

月額1,000円からのご支援が、たとえば猫のお薬代数日分に変わります。
金額の大小ではありません。
「来月も、猫たちのためのごはんを用意できる」
「調子が悪そうな子を、迷わず病院に連れて行ける」
毎月、少しずつでも支えてくださる方がいるという事実が、私たちの何よりの安心につながります。
サポーターの皆さまには、メールマガジン「塩井乃猫日誌(仮)」を通じて、猫たちの様子や活動の報告を定期的にお届けしていく予定です。 離れていても、一緒に猫たちの成長や穏やかな日々を見守る。そんな温かい関係を築いていけたらと願っています。
共に、彼らの命を「見届ける」仲間になりませんか?
ヨーコさんは、30年以上もの間、松本の猫たちを助けてきました。
これからは一人で抱え込むのではなく、みんなで少しずつ支え合える仕組みをつくりたいと思っています。

一人ひとりの力は小さくても、重なり合えば、猫たちが最期まで安心して眠れる居場所を守り続けることができます。
今いる約50頭の猫たちが、お腹を空かせることなく、温かい部屋でのびのびと暮らし、そしていつか穏やかに旅立っていくその日まで。
私たちと一緒に、彼らの命を「最後まで責任を持って見届ける」仲間になっていただけませんか。
まずは30人のサポーターを目標に、この新しい一歩を踏み出します。
皆さまの温かいご参加を、心よりお待ちしております。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。

ごちになります!コース
1,000円
猫たちの毎日のごはんや猫砂など、日々の暮らしを支える費用として大切に使わせていただきます。
お礼に、月に一度「塩井乃猫だより」をお届けします。
猫たちの近況や、塩井乃湯で起きたあれこれを写真とともにお知らせします。
ヨーコもにっこり。

病院もがんばりますコース
3,000円
毎日のごはんや日用品、ワクチン、健康診断、お薬や通院など、猫たちが元気に暮らしていくための費用として大切に使わせていただきます。
月に一度の「塩井乃猫だより」に加えて、猫の現場ツアーなど、イベントに優先的にご招待いたします。
ここまでくると、ヨーコ大喜び。

老後もよろしくコース
5,000円
日々の暮らしに加えて、検査や治療、高齢猫のケアなど、一頭一頭に必要な医療を続けていくために大切に使わせていただきます。
「塩井乃猫だより」とイベント優先ご招待に加えて、年に一度、塩井乃猫から小さな「ありがとう便」をお届けします。
ここまで支えていただいたら、ヨーコ感激です。

