私たちの取り組む課題
●「好きなこと・得意なこと×社会との接点」を見つける支援
ものづくりやアート、音楽を「仕事(生業)とする」。以前
は難易度の高い挑戦だったそれらもインターネットなどの
便利なツールを手軽に使えるようになったことで作品発表や販売の場は増え、個人で活動することも出来るようになりました。
現在そのハードルはかなり下がってきたと感じています。しかし、障がいのある人たちには越えなければいけない壁があります。
さくひん、商品などを作る「表現」以外の部分、例えば作品を商品化する企画開発、販売する
場所の開拓や顧客との交渉などのコミュニケーション、作品・商品を知ってもらう広報などは、第三者のサポートが必要と
なる場合が多いこと。
サポートを得るために企業や福祉事業所に所属したいと思っても、ものづくりやアート、音楽を「仕事(生業)」としており、
障がいのある人を受け入れている企業や福祉事業所は少数あり、受け入れ先がほとんどないこと。
福祉としてのサポートと収入を得るためのサポートの両立が必要です。
●生き生きと働き、安心して生活できる場所を提供したい
NPO法人SOUは代表・友田が障がいを持つ自身の子供のサポートを
きっかけに障がい者と保護者を応援したいと2016年に設立した法人です。
「障がいのある人が作った商品を価値に見合った価格で販売し収入を得るという形で
障がい者の作業賃金の向上、自立や就労のサポートを行えないか」と考え、全国各地の福祉施設・作業所で作られた
個性豊かな雑貨を販売するセレクトショップを開業。以来、ショップ運営を通して生まれた福祉施設・事業所とのご縁と
アパレル業界でデザイナーとして働いてきた友田の経験を生かし、レザークラフト、布製品など、障がいのある方たちが描いた
絵やモチーフにした製品作りにも取り組んできました。
2024年には念願の「就労継続支援B型事業所」を開設。自分たちの事業所内で商品の企画から製作まで行うことができるようになりました。
私たち「ソウファクトリー」は障がいのある人たちが日常の中で創りだす、そのままを生かす。そんな「ものづくり」を中心に、アート、音楽など
得意なこと、好きなことで活躍できる職場を目指しています。
彼らの表現(創るもの、描くもの)にはパワーがあります。なんだか気になる、個性的で独創的で美しくて面白い、愛すべき作品が日々生まれています。
商品やパフォーマンスを通じて、彼らの魅力を是非知って頂きたいと思っています。
今後はものづくりやアート、音楽につながる仕事を行う「ソーシャルファーム」を設立し、就労先の創出にも取り組んで
行きます。そして、親亡き後も安心して暮らせる生活の場として、グループホームの開設も目指しています。
彼らの日常の中で生まれた作品と社会との接点を見つけること。それらをたくさんの方に届けること。生き生きと働き、あんしんして生活できる
場所を提供すること。
私たち「ソウファクトリー」の挑戦です。
あたたかいご支援をどうぞ宜しくお願い致します。
なぜこの課題に取り組むか
「働く」ことによって得られるものは、直接的な「報酬」だけでなく、仕事を通して社会に貢献する充実感、人と関することで生まれる喜びや
成長などが挙げられます。
各人の好きなこと、得意なことを見つけ、その個性と結びつく「仕事」を生み出し、仕事ができる環境があること。そしてその報酬により暮らして
いけること。「仕事」を通じて障がいのある人たちが社会とつながり、地域の一員として生き生きと安心して暮らしていけること。
これらは特別なことではないかもしれませんが、障がいのある方の中にはそういう日常を手に入れることが難しいと感じている方もいます。
「今日は楽しかったな」と思える日が積み重なって、気がついたら「結構、幸せかも」と思っている。障がいがある、なしに関わらず、そんな日常が
当たり前な社会になったらいいなと思っています。
寄付金の使い道
●生き生きと働ける場所であるために
当法人は2016年の発足以来、レザークラフト、布製品など、障がいのある方が描いた絵や文字を生かした製品作りをおこなってきました。
商品の企画から製作までを事業所内で行えるSOUの強みとこれまで培ったノウハウを生かした支援が私たちの特徴です。
・寄付金
・現金
●活動の場を広げるために
音楽、アートの展示・イベント開催
●安心して生活できる場の提供のために
働き始めたばかりの若い世代は不安がまだ実感としてない方も多いが、
親亡き後の居場所の確保は重要だと考えます。