私たちの取り組む課題
震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)は、「生の声に耳を傾け、一人ひとりに寄り添う」という想いに共鳴する災害支援・防災NPO・ボランティア団体等の全国域のネットワーク組織です。
私たちが実現したい震つなの信条、立ち位置、存在価値を5つの条項にまとめています。
震つな五箇条
私たち「震つな」は、地域防災・被災地支援の担い手として、
- 一人ひとりの命とくらし、想いを大切にする。
- 地域の文化・歴史・人の声に耳を澄ませる。
- 支援のすき間を埋め、取り残される人や地域をつくらない。
- 様々な立場の人の考えを尊重し、学び合う。
- 地域の誰もが役割を見出し、果たせる機会を創り出す。
1998年の那須水害以降、ネットワークを生かして各地での被災地支援を行っています。
過去の災害での経験を活かし、足湯ボランティア活動や水害被災地の家屋修繕、避難所支援などの被災者の声を聞き、支援が届きづらい、手薄な領域において、ネットワークだからこそできる支援や、災害の教訓を共に学び、伝える為の成果物の制作や普及などを重ねてきています。
【緊急支援】
・資機材の貸与
・避難所運営の支援
・被災地支援団体スタッフの派遣
・専門的ボランティアの活動支援
・関係団体の活動状況把握(情報収集)・情報共有・発信
・支援活動の検証
・住宅復旧のための説明会・相談会の開催
・冊子(水害にあったときに)の被災者への無料配布
【復興支援】
・過去の被災地の実践者とつなぐ
・復興寺子屋の開催
【過去の災害からの教訓をカタチに】
・KOBEの検証シリーズブックレットの販売
・被災後に役立つツール(冊子等)の作成
・全国各地での移動寺子屋の開催
なぜこの課題に取り組むか
近年、世界各地で地震や森林火災、大雨による水害等の大規模自然災害が発生しています。
日本においても毎年のようにかつて経験したことが無い規模の自然災害が各地で発生し、被災される地域が出ている状況です。
地域によって、そして被災された方一人一人によって復興に向けて必要なサポート、歩みは異なります。私たちのネットワークには、被災者の声に徹底的にこだわりながら、豊富で多様な被災地での支援の実績を有する会員が数多く存在します。そんなネットワークの強みを活かし、可能な限り被災者に寄り添い、
取り残される地域や人を作らない被災地支援を目指します。
また過去の災害からの教訓を今後に活かせるよう、防災・減災の活動を展開しています。
寄付金の使い道
・災害時、被災地、そして被災者一人一人に寄り添う支援を様々な専門性を持つネットワークの仲間と展開していくための費用
・過去の災害の教訓をともに学び、伝えていくための情報発信・ツールの作成やツールを活用した講座を開催するための費用