私たちの取り組む課題
新施設「フルハウスもちもちの木」(1・2階:グループホーム古田のおうち、3階:シェアハウスとちのみ)の完成を契機に、2040年の超高齢・ソロ社会を見据えた「住まいと暮らし」の具体的なサービスモデル(ソフト)を構築・実践します。
具体的には、新施設での「居住支援」を中核に、特性の異なる3つのシェアハウス(多世代シェアハウス庚午のおうち、シェアハウスとちのみ、コミュニティハウスえんた)のフルハウス(満室)を目指します。
また、隣接・連携する「住まいと暮らしの保健室」「ふれあいサービスもちもちの木」「デイサービス古田のおうち」「グループホーム古田のおうち」「最幸晩年パートナーつぐみ」の多角的なネットワーク(街かど包括ケア・生涯安心モデル)を通じて、相談から居住、医療健康・生活支援、身元保証、看取り・終活までをワンストップで提供し、「最高(幸)晩年プロジェクト」を具現化します。
なぜこの課題に取り組むか
2025年の国勢調査の基本集計によると単身世帯の割合は4割を超え、人と人とのつながりの希薄さから、あらゆる世代で様々な難題が生じています。 しかもその難題は多様化し、一辺倒な考え方では解決も困難となりました。
昭和の頃は70歳代だった寿命が90歳代になり、今までの伝統的な家族観・高齢者観・介護観を、大きく、しかも早急に転換する必要があります。しかしこの狭間で、日本の介護者、そして家族介護者は葛藤し、困惑しています。
もちもちの木ではこういった地域社会の課題を「自分事」化し、多世代で共有したプロジェクトを通して、職員とボランティアが一体となり、ディメンティア〔Dementia=認知症〕・フレンドリー・コミュニティの実現に向けて活動しています。
支援金の使い道
① 3つのシェアハウスの特性を活かした居住支援と「フルハウス(満室)」の実現
ターゲット層のニーズに合わせ、以下の3つのシェアハウスへの入居・居住継続を強力にサポートし、すべてのハウスが満室(フルハウス)となる状態を目指す。
- 「多世代シェアハウス庚午のおうち(6室)」[多世代共生型]: 高齢者、若い世代、学生、単身者など多世代が共に暮らす住まい。日常的な交流の中で互いの孤立を防ぎ、ゆるやかな見守りと生きがいが生まれる「完全自立型」の新しい共生モデルを支援する。
- 「とちのみ(8室)」[在宅介護連携型]: 「デイサービス古田のおうち」や「グループホーム古田のおうち」等と密に連携し、医療・介護の必要性が高まったり、認知症が進行したりしても安心な住まいを提供。
- 「えんた(7室)」[コミュニティ連携型]: 隣接するコミュニティハウスえんたでの活動や地域住民との交流を日常的に楽しめる住まい。
② 「グループホーム古田のおうち」と連携した生活・認知症支援
- 専門性を活かした日常サポートと安心の提供: 単身(ソロ)の入居者が、認知症の発症や進行、日々の暮らしに心細さを感じた際、専門的なケアノウハウや生活支援をシームレスに受けられる体制を整える。
- 状態の変化に応じた生涯安心の住み替え・連携: 3つのシェアハウスでの自立した暮らしから、将来的に手厚い24時間の認知症ケアが必要になった場合でも、同じ見知った環境(古田のおうち)でスムーズにサポートを受けられる安心感を担保する。
③ 「住まいと暮らしの保健室」による総合相談・出前講座の展開
- 地域に開かれた「暮らしの保健室」の運営: 新施設内外の誰もが、日々のちょっとした不安や暮らしの困りごとを気軽に相談できる窓口に案内する。
- 地域住民向け「出前講座」の企画・開催: 保健室の専門性を活かし、地域の集会所やコミュニティハウスえんた等へ出向く「出前講座」を定期開催し、潜在的な相談ニーズの掘り起こしや、各ハウス・サービスの認知度向上へと繋げる。
④ 「最幸晩年パートナーつぐみ」による身元保証・終活事業の連動
- ソロ社会の最大の不安へのアプローチ: 身元保証人・連帯保証人がいない単身入居者に対し、入院や入居、万が一の際のエンディングサポートまでを法・運用の両面から支え、尊厳ある最晩年を保証する。
⑤ 「デイサービス古田のおうち」との連携による健康・機能維持ケアの組み込み
- 日常的な健康管理とリハビリ: 隣接する「デイサービス古田のおうち」の専門性を活かし、日々の健康チェックや専門的な機能訓練(リハビリ)を気軽に受けられる環境を整え、フレイル(虚弱)を予防する。
⑥ 「コミュニティハウスえんた」と連携した地域参加型イベントの企画・開催
- 交流と「つながり」の再構築: 「コミュニティハウスえんた」を舞台に、3つのシェアハウスの住民、各サービスの利用者、地域住民がフラットに集える参加型イベント(音楽ライブ、ワークショップ等)を定期開催する。
⑦ ワーキンググループ(WG)の再活性化と定例会の開催
- 満室(フルハウス)化とサービス連動のためのプラットフォーム: 各シェアハウスの客層に応じた入居促進策や、出前講座のフィードバック、多職種が連携したケア・運用のルール決定を行う定例会を定期開催する。

