私たちの取り組む課題
『LEAN IN (リーン・イン) 女性・仕事・リーダーへの意欲』は、女性が野心を持って挑戦することを応援するために書かれた本です。
新規大卒者の50%が女性となってから30年が経過したにもかかわらず、いまだにアメリカの政府や企業のリーダーの大多数は男性です。つまり、社会生活に 大きな影響を与える決定において、女性の声が平等に反映されにくい状況が続いているのです。この問題は、日本ではより顕著です。
なぜ女性リーダーが生まれ にくいのでしょう? その原因はどこにあるのでしょう?
この問題は、各国の政策やシステムを変えるだけで起きる変化ではありません。女性が自信を持ったり、主張をしたりすることがSocial Norm (社会的通念)上「良いこと」とはされてこなかった歴史から、我々の考え方の中に、無意識に根付いている考え方を変えていく必要があります。
個人の意識を変えていくために、会社での交渉術、メンターの見つけ方、よいキャリア設計、「すべてを手に入れる」という発想をやめる……など、実際的なノウハウを、自分のキャリアと家庭生活と子育てを振り返りながら伝授している本です。TEDで200万回以上も視聴された動画から生まれた本書は、自分の目標に向かって一歩踏み出し、全力でゴールをめざす女性たちへ、また平等な世界を築きたいと考えている男性たちへ贈る強いメッセージです。
なぜこの課題に取り組むか
女性が「自分の意見を言わないこと、従順であること」がまだ一部で美徳とされている日本社会の中で、自分の中に秘めているパワーを出し切れていない女性も多いはず。そして、そんな女性を応援したい男性も多くいるはずです。Lean In Tokyoでは、そんな人々がイベントなどを通じて繋がることで、女性が挑戦できる社会を少しずつ形にしようと考えています。