私たちの取り組む課題
私たちは「年齢、性別、国籍、そして障害の有無を問わず創造活動し、その成果を障害者の自立の一助とする。」をコンセプトとして、その達成に向けて主に次の3つの課題に取り組んでいます。
1.障害者が創作活動により得た収益で経済的にも精神的にも自立できる環境を整える。
2.障害者の描くアート作品の芸術性を社会に認知してもらう機会を演出する。
3.障害者の描いた作品ということではなく作品そのもの価値を評価してもらえる社会を創出する。
なぜこの課題に取り組むか
障害者の描くアート作品はどれも個性的で見る人を引き付ける不思議な力を秘めていますが、そもそも作品の芸術性を社会に知ってもらうツールや機会が不足しています。
あいアイ美術館には一般の絵画コンクールでの入選・入賞の受賞歴を有するアーティスも数多く在籍しているものの、現実問題としてアート作品は野菜やパンなどの日々必要な商品と違い嗜好性が高い商品のため、収益化し経済的に自立することはそう簡単ではありません。
私たちは、彼らの作品に現代芸術の一分野を担える力と可能性を感じており、一日も早く各々がデザイナーとして自立できる日が訪れるよう支援活動を続けてまいります。
寄付金の使い道
私たちの支援活動は、法人化以前からの活動歴を含めると60年になり、これまで指導してきたアーティスは400名を超え、作品数も4万点を数えるまでになりました。しかし、障害者のアート作品の多くは水彩画やフェルトペン画が多く、長期保存に適した画材で描かれたものではありません。
そのため、このままの状態で放置すると作品自体の劣化が懸念されることから、障害者の持つ特異な才能を将来開花させるためにも早期に全作品のデジタル化、アーカイブ化を行う必要性を感じております。
この寄付金は、障害を持つアーティストの作品(バリアフリーアート)を企業のパッケージデザインやパンフレットデザインとして使ってもうための環境整備費用(デジタル・アーカイブ化)、作品制作のための原材料費、作品の販売や二次利用促進のための販促費など、彼らの経済的自立のサポート資金として活用させて頂きます。
是非、ご支援よろしくお願いいたします。