私たちの取り組む課題
長崎県雲仙・普賢岳の大火砕流(1991年6月3日)で犠牲になった43人には、報道関係者20人が含まれています。
普賢岳のふもと、通称「定点」と呼ばれる場所には、30年後の今も、焼けこげ錆びたメディアの車両が残っています。
地元住民の方々が発案し進めておられる「定点」の整備・維持活動に、深く感謝し協力することにいたしました。
なぜこの課題に取り組むか
6・3大火砕流は、報道に携わる私たちは自らのあり方を強く問い直すことを求められました。
2001年まで10年間、メディアは島原で市民との対話集会を開き、雲仙の教訓を語り継いできました。
被災30年を迎えて、雲仙の教訓にもう一度光を当て、今後の災害報道に臨む機会を作っていこうと考えています。
寄付金の使い道
「定点」を整備しようと考えていただいたのは、被災地区の公的な住民組織「安中地区町内会連絡協議会」の方々です。
報道に携わる私たちは、大変ありがたい申し出と受け止め、全国のメディア人から些少なりともお気持ちを届けたいと考え、寄付を呼びかけることとしました。
クレジット利用手数料などを除いた全額を、連絡協議会の方々にお渡しします。