私たちの取り組む課題



南箱根ダイヤランドのような山間地域では、
高齢化が進み、一人暮らしや高齢夫婦のみの世帯が増えています。
坂道が多く、公共交通も限られる環境の中で、
買い物や通院が難しくなっても、
「できればこの場所で暮らし続けたい」と願う方が多くいます。
一方で、山の上にある小規模な介護事業所は、
人口減少や利用者数の変動の影響を大きく受けます。
運営は決して容易ではなく、継続のための努力が日々求められています。
正直に言えば、私たちも今、簡単な状況にいるわけではありません。
それでも、この地域から介護の拠点をなくしたくないという思いで活動を続けています。
もし山の上から介護事業所がなくなれば、
高齢者は住み慣れた家を離れざるを得なくなり、
地域のコミュニティそのものも縮小してしまいます。
また、介護保険制度だけでは対応しきれない
見守りや移送、保証人の問題など、
制度の狭間にある支援ニーズも増え続けています。
私たちは、
「山の上でも暮らし続けられる安心」を守るため、
制度内外の支援を組み合わせながら、地域の基盤づくりに取り組んでいます。
山の上に介護事業所があることは、
目に見えないけれど、地域にとって大きな安心です。
その安心を未来へつなぐことが、私たちの挑戦です。
なぜこの課題に取り組むか



私たちがこの課題に取り組む理由は、
「この場所で暮らし続けたい」という思いを守りたいからです。
山の上の別荘地であっても、
ここは多くの方にとって“人生の後半を過ごす大切な住まい”です。
年齢を重ねたからといって、
住み慣れた家や景色を手放さなければならない社会であってほしくない。
私たちはそう考えています。
山の上に介護事業所があるということは、
単にサービスが受けられるということではなく、
「ここで生き続けられる」という安心そのものです。
この地域の安心を守ることは、
高齢者だけでなく、
これから移り住む人や若い世代にとっても
「将来ここで暮らせる」という希望につながります。
だから私たちは、
簡単ではなくても、
この場所で福祉を続けることを選びました。
支援金の使い道



皆さまからいただいた支援金は、
山の上の介護の基盤を守るために大切に使わせていただきます。
具体的には、
① 利用者さまの暮らしを支える環境づくり
送迎・福祉輸送の維持
施設設備の修繕や更新
安全対策や備品の整備
② 現場を支えるスタッフの処遇改善
人材確保と定着のための処遇の充実
研修や資格取得支援
安心して働き続けられる職場環境づくり
山間地域での介護は、移動距離も長く、
一般的な地域よりも負担が大きいのが現実です。
③ 事業を継続するための運転資金
介護保険制度の報酬だけでは、
小規模事業所が安定的に運営を続けることは容易ではありません。
利用者数の変動や地域特性によるコスト増を補い、
この地域に介護の拠点を残すための運転資金として活用いたします。
正直に言えば、設備は決して新しくありません。
古い空調のままの部屋もあります。
それでも、利用者さまの安心を最優先に、日々運営を続けています。
まず守りたいのは、この地域の暮らしです。
そして、その暮らしを支えるスタッフが誇りをもって働ける環境です。

