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  • 支援者数

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  • 終了日

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授業「未来の教室」を届けるセンパイの声-育休中の教師より

2020/3/8 08:13

授業「未来の教室」は、センパイ(学生・社会人ボランティアスタッフ)が届ける対話の授業。センパイとして参画するみなさんのバックグラウンドは、とても多様。年齢も、所属も、肩書も超えて、ひとつのチームとしてひとつの授業を届けています。

大事にしている考えのひとつは「ひとりのひととして」
今回は育休中の時間を上手く活用して、授業を届けたセンパイの声を紹介します。

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【授業「未来の教室」を届けるセンパイの声-育休中の教師より】

普段、小学校に勤務する私は、この1年は出産・育児に伴い、産休・育休中でした。

授業「未来の教室」としてセンパイに参加した理由は、育休中の今しかできないということと、社会との接点がないので、気分転換がしたかったのが正直なところです。乳幼児との二人きりは楽しいだけではなく気がめいってしまうこともあって、母ではなくただの“私”に戻る時間が欲しかったのです。2回ほど授業を届けましたが、「ひとりのひと」として対話できたことは、社会の一員に戻れた時間でもありました。

また、教師という仕事をするうえで、子供の発達の過程を見て話して実感したいという目的もありました。

実際、仕事柄、小・中学生は接する機会がありますが、高校生とはなかったのでとても新鮮でしたし、大人になったとは言えないまでも子どもでもなくなっていく心の様子を、わずかですが、生で間近に感じることができました。


・ 

正直、「教師と児童」という立場だからできる関わり方に慣れているので、個人として中・高校生と話すことが恥ずかしいという感覚がありました。

自分より経験も少ない中高生を相手に対話をする中で、彼ら自身が自分の良さや魅力を発掘していくことは、“教師の自分を極力削らないとできないな”と思いました。教師という生き物はもっぱら教えたがる生き物なので…

 それと、やはり授業のねらいがしっかり自分のなかに落とせていなかったせいか、授業のねらいにそった話題の進行できたか、2回授業に参加しましたがどちらも納得できるところまではいけませんでした。

それに教師という感覚だと、受け持つ1年でそれぞれの児童の良さを生かしていくので、たった2時間では限界があるとも感じました。

しかし、「限界がある」「納得のいく対話ができなかった」、そう私自身が感じているにもかかわらず、授業後のアンケート結果からは“ねらいに対して一定の効果がある”という結果に。

それには大変驚きました。
きっと参加したセンパイ方の多くが対話に対して不安があったし、絶対的にうまくいった!というふうに思っている方は少ないはずです。

 それなのに、対象の中高校は自己肯定感を持てたり、自分の可能性に気づけたりしたのです。

すごい!と思うと同時に、この子たちにはそれだけ自分のことを語る機会がなかったことに愕然としました。

 ・

私の場合、兄や姉が親と語り合う姿を見て育ちました。
夕食後のコーヒータイムは家族討論会で、末っ子の私が意見を言えるようになったのは自分が高校生になったころくらいだったでしょうか。そうやって自分の意見を言い、親兄弟に聞いてもらい認めてもらった経験がありました。

授業「未来の教室」のようなセンパイが相手ではありませんが、末っ子だとしても意見は意見として親や兄姉が対等に認めてくれたことは、一人の人間として認められたような感覚がありました。繰り返される家族討論会で自分の考えが磨かれたり、自分自身の内面と向き合ったりして、自分自身を表現することが当たり前にできるようになっていったのだと思います。

振り返ると、これは珍しいことなのかもしれません。

授業「未来の教室」を届けるセンパイは、対話のスキルを学んだプロではありません。

でも、だれかに自分のことを語り真剣に聞いてもらう、恥ずかしがらないで、自分と向き合うたったの2時間で、こんなにも効果があるのなら積極的にこういう機会があってほしいと思います。

教師という立場では、叱ったり励ましたりできても、対等なところで語り合うことはできません
同じ高さに立って、同じ方向を向く、先生でも親でもない大人。そんなセンパイに偶然出会うことって、中高生にはほとんどないでしょう。社会に出て自分で出会いなさいということもできません。

育休が終わり、学校現場に戻る私は、児童・生徒を前に立つとどうしても教師だから、学校現場では、センパイには絶対なれません。

子どもたちの成長を支える教師だけでは、できないことがある。
だからこそ、一昔前の地域のみんなで子どもを育てたころの良いとこどりの、現代版授業として、価値ある教育機会だと思っています。

・ 

今回センパイを経験し、教師に復帰しても、児童の○○さんではなく「ひとりのひと」として相対することを意識し続けたいと思いました。どんな相手からも学ぶことがある、それがいつもできるかどうかは、自分の意識次第ではありますが。自分磨きがんばります!

‐‐‐

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