ストーリー
みなさん、こんにちわ!
ぼくはナイスネイチャ。1988年4月16日に生まれた31歳の元競走馬です。
競馬ファンのみなさんには、毎年年末に行われるグランプリレース「有馬記念」で1991年から3年連続3着という名(?)記録を残したことから「ブロンズコレクター」と呼ばれていました。
当時一緒に走ったトウカイテイオーやメジロマックイーンは競走生活を引退した後に種牡馬になって活躍し、今は空へかえってのんびりと暮らしています。
僕も種牡馬になったんだけど、早くに引退して、引退競走馬の支援活動を行っている「認定NPO法人引退馬協会」の里親制度で余生を支えられるフォスターホースとして生まれ故郷の北海道・浦河町にある渡辺牧場で暮らしています。
ぼくのおかあさんのウラカワミユキも一緒の牧場で暮らし、一昨年の6月に36歳で、そして放牧仲間だったセントミサイルは去年の6月に28歳で、フォスターホースとしてたくさんの人に支えられて天国へ旅立っていきました。
一年に7千頭近く生まれるサラブレッドのうち、競走馬としてデビューし、すべてのお仕事を終えてから、最後まで命をまっとうできるのはほんの一握りです。
からだの大きい僕たちには、広い放牧地やたくさんのご飯が必要。若い馬なら十分な運動も大切なので、簡単に飼うことはできません。
おかあさんやミサイルの旅立ちを見送りながら、愛され、見守られて余生を終えることができる馬がもっと増えるといいのにな…と思いました。
僕は今年31歳になって年齢なりにあちこち弱くなってきたところもあるけれど、みなさんと同じこの世に生まれ、競走馬として、種牡馬としてがんばってきて、大好きな人たちに出会うことができたり、こうして31歳の誕生日を迎えることができたのは、たくさんの人に支えがあったからこそです。
ぼくの仲間たちも、どうか、ぼくたちのように、穏やかで安心して日々を送ることができますように。
ぼくももっともっと長生きをして、仲間たちの行く末を見守っていきたいと思います。
ぼくの誕生日をお祝いしてくれるみなさんにお願いです。
今年で3回めになるぼくの「バースデードネーション」を4月16日から行います。
「誕生日」(バースデー)と「寄付」(ドネーション)という二つの単語を合わせた「バースデードネーション」は、誰かのお誕生日のプレゼントの代わりに、その人が支援している団体のために寄付をお願いするキャンペーンです。
ぼくへのプレゼントとしてお寄せくださったご寄付は、すべて「認定NPO法人引退馬協会」へ送られ、引退した競走馬が次の舞台で活躍できるように再調教する「再就職支援プログラム」のために使われます。
一頭の馬がこのプログラムで再調教を受けて、新天地へ旅立つまでには3か月から半年かかります。
今回の目標額の50万円はその一部になります。
5月7日にはたくさんの方がご支援くださったおかげで最初の目標額を達成できました。本当にありがとうございます。
ちょっと欲張りかもしれないけれど、もしもう一頭の引退馬を次の馬生へ繋げることができればと、目標額を100万円にさせていただきました。引き続き、ぼくの仲間たちの為にご支援をよろしくお願いします。
一昨年、そして昨年、本当にたくさんの人がぼくの願いを叶えるために協力してくださり、メッセージを寄せてくれました。
「ナイスネィチャ、大好きでした。元気で長生きしてほしいです!」
「ナイスネイチャを含め、すべての引退馬の幸せを願っております。」
「引退した競走馬すべてが幸せな余生を過ごせる世の中になればいいなと思いました。」
「消息不明になってしまう馬が少しでも減ってくれればよいと思います。」…
他にもたくさんのあたたかなメッセージ、とても嬉しかったです。本当にありがとうございました。
寄付は500円から行なうことができ、クレジットカードだけでなく、
Amazon Payも利用できるようになりました!
毎月続けてのご支援も可能です。
引退馬協会は認定NPO法人なので、一年分の領収書を添えて確定申告をすれば所得税が還ってくるという税制優遇も受けられます。
安心して暮らせるおだやかな日々を一頭でも多くの仲間たちに。
今年もみなさんの力を貸していただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします!