このキャンペーンは継続寄付になります。

このキャンペーンでは継続(毎月)での寄付を集めています。初回の寄付決済以降、毎月1日に自動的に初回に寄付いただいた金額と同額で決済が行われますので予めご了承ください。

コロナで新しい支援が必要です。子どもたちに支援を届けるためにサポーター50人募集!

寄付先

任意団体 フードバンクみやざき

長友宮子

支援総額

50,000円

/ 50,000円

100%
  • 支援総額

    50,000円

  • 支援者数

    26人

  • 残り

    終了

  • 開始日

    2020年8月9日

  • 終了日

    2020年9月20日

キャンペーンは終了しました

食を通して家庭と繋がり、継続的に見守っていきたい。その為に定期的に食材を提供できるよう「フードバンクみやざき」を立ちあげます。

コロナウイルスの影響により、これまで自立をしていたひとり親家庭からの相談が増え始めました。失業をしたり、勤務時間が短縮されて生活をしていけるだけの収入を得られなくなったのです。

「失業をしてしまい、次の仕事を探すんですがなかなか見つからないんです」

この数か月の間に、このような話が次々と舞い込んできました。

コロナが広がり、補助金等が出始めていますが、様々な支援があっても、外部とのつながりを持っていない家庭は、情報を得る手段を持たないために支援に繋がらないケースが目立ちます。

私たちは「こども宅食」を広げることで、孤立化した家庭を見守り必要な時にはサポートできる仕組みを作っていきます。

継続的な支援を続けるために、マンスリーサポーターを募集します。

ストーリー

コロナ禍の中、新しい支援が必要とされています

コロナの影響により、県内では子ども食堂が閉鎖となりました。

子ども食堂だけではありません。これまで、人が集まり話したり繋がっていく場というものがなくなってしまったのです。

私たちは早い段階で、ひとり親等の支援を始めなければと思い、こども宅食をスタートさせました。

県内の支援者たちもまた同じような思いで、こども宅食を立ち上げはじめ、県内にはたくさんのこども宅食が生まれましたが、同時に大きな問題にぶつかりました。


それは食材調達です。これまで子ども食堂を運営していた時には、地元の方や知り合いを通じて様々な食材を頂けていたのですが、こども宅食のような個別配布となると、その数は一気に増えます。

支援者達にとって、食事の支援をしたいはずなのに食材調達に労力を取られることはとても大変なことです。県内の支援者達が食材の心配をすることなく目の前の子ども達をサポートできるようにするために、私たちはフードバンクを立ち上げることにしました。

フードバンクというのは、食材調達や管理をする中で非常に資金が必要となってきます。冷蔵庫や冷凍庫に使う電気代。保管場所の賃料等、見えないお金がかかる為、なかなかやる事に躊躇をしてしまう事業の一つでもあります。

今回のコロナの影響を受けて、7月にREADYFORの新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金に採択頂き、食材を保管するためのスペースや冷蔵庫などの備品の購入をすることができました。

長年の思いが、こうした寄付金のおかげにより実現へと向かい始めている事に感謝しています。

継続して支援を行っていくには、どうしても継続的な寄付が必要となってきます。

今回、継続的に寄付をお願いする事により、事業の継続化を図るとともに、寄付を通して子ども達を皆で支え合える機運を高めてまいりたいと思います。

応援メッセージ〜認定NPO法人フローレンス 代表理事 駒崎弘樹さま〜

コロナにより起きた新たな問題は、これまで頑張ってきた人が自立できなくなっているということ

私がこの時期に、フードバンクみやざきを立ち上げた理由と繋がってきますが、今回のコロナにより状況が一変したのが、これまで自力で頑張ってきた人達でした。

特にひとり親の場合は、突然の失業になす術がなく一気に困窮状態に陥っていると言う声も出始めました。

これまで、私自身が繋がってきた家庭は生活保護を受けているケースが多かったのですが、コロナが流行した時に様子を確認してみると「特に大きな変化はありません」という声も多く、安心をしていました。
しかし、次第に、これまで繋がっていなかった家庭から「食材が欲しい」「失業をしていて今就活中だ」という相談が増え始め、コロナの影響によって、大変な事態が起きている事を感じました。

特にひとり親家庭からの悲痛な声が、ぽつりぽつりと寄せられてきます。

一見、自立をしていたひとり親家庭の実態は仕事を何か所かかけもちしていたり、パート雇用であり働いても収入が十分に得られない「ワーキングプア状態」であることが浮き彫りになります。今回のコロナによりパート雇用の職員は大きな影響を受けました。ひとり親家庭も例外ではありません。
これまで、自力で頑張ってきた分外部とのつながりが薄く、支援に直ぐ繋がらないという問題もあります。私たちは、食を使った支援を通して「今」困っている家庭と繋がっていきたいと思っています。

子どもが当たり前の食事を取れる社会にしたい

 ある日、小学生の子が食パンを見て言いました。

「わあ!ごちそうだ」

この子は、公園で生活をしていたところを、保護された子どもでした。

普段はご飯もちゃんと食べることができなかった子にとって、食パンはごちそうだったと言うのです。

今、考えると私が約20年間も児童虐待や子どもの貧困の活動をしているのは、この日の事が原点だった気がします。

相対的貧困という言葉があります。

令和2年7月17日、厚生労働省の発表によると、2018年の子どもの相対的貧困率が13・5%だったことが分かりました。これは全国の7人に一人の子どもが貧困状態であることを意味しています。

「皆リッチな生活をしているのに、どこが貧困だ?」

活動をしていると何度も言われる言葉です。こどもの貧困の何が問題なのかというと、生活費がないから子どもに使うべきお金を、親自身が使ってしまうと言う事なのです。

食費を削って、生活費に充てる家庭も少なくありません。

子どもにとって「食」というのは成長をする為に一番重要なものです。どんな理由があっても食を与えずに成長させると言う事はあってはなりません。私たちは活動を通して、子ども達へ食を届けたいと思っています。

子どもの貧困問題は、様々な理由が重なって表面化したもの

生活困窮に陥っている家庭と関わってみると、背景に色々な理由がある事が分かります。

これまで関わったケースで多いのが、

1.ひとり親

2.精神疾患を患っている

3.親子で障害を持っている

この1~3を全て抱えているケースです。これにより仕事が続かなかったり金銭管理ができずに生活苦に陥る家庭も少なくありません。

こういう家庭は、既に公的な支援が入っている場合が多いのですが、あるタイミングで親自身が支援を拒否し、途中で支援が止まってしまい、そのまま放置されてしまうと言うパターンもあります。

私の元へ相談にやってくる時には既に、大変な状態になっていると言う事もよくあります。自宅を訪れると暗い部屋で床に臥せた母の横で、小さな子供がテレビを見ているという状況もありました。

既にたくさんの支援者が関わっていたにも関わらず、数か月この家庭の把握をしている人がおらず、体調不良を訴えることもできずに自宅で寝たままになっていたのです。

障がいや精神疾患を抱えている場合、一過性の対症療法では解決はしません。

在宅で生活を!というけれど、実際は、一人暮らしや就労をすることなど、自立をする為のハードルが高すぎて、気づくと困窮状態へ陥っていると言う事も少なくありません。

こういうケースは社会的な支援(行政支援)に任せればいいと言う意見も多くありますが、実際は施設を出て地域で生活をしている人にとって、行政の支援というのは届きにくくその隙間はやはり民間でサポートする必要があるのも現実です。

私たちは常に誰かが寄り添い、「繋がる」という事をしていかないといけません。伴走支援をしながら、困っている時にはそっとサポートする。そういう関係を作って行きたいと思っています。

私たちが目指すところ

宮崎は食の宝庫と言われています。

さんさんと降り注ぐ太陽で育った野菜はとてもおいしく、パワーのあるお野菜を食べることができたら、きっと子ども達も元気になると思っています。

こども宅食、子ども食堂等の食支援を通じて、子どもや親たちと繋がり、問題や困りごとの早期発見や解決へと繋がれる仕組みを作って行きたいと思います。

また、食を通して繋がっていく事で、寄り添う…伴走型支援をすることが可能となってきます。また、支援者が自ら家庭に赴く「アウトリーチ型」の支援が可能となってきます。

支援はあるが、そこに繋がっていく事ができない。そういった家庭を少しでも減らしていく活動をしていきたいと思います。


フードバンクみやざきの活動

宮崎の子どもたちがお腹いっぱいにご飯を食べられるように、そのご家庭の困りごとを少しでも解決できるように、このような活動を行っていきます。

  1. 子どもたちへの食材配達の仕組み作り

フードバンク事業を立ち上げ、県内外からの食材調達の実現を目指します。県内の子ども食堂関係者や民生委員・主任児童委員、ボランティアなどと繋がることにより、様々な人や支援者が子どもや家庭へと食材を届ける仕組みを作って行きます。
また、その際に必要となる食材調達については、県内外の企業と繋がりながら安定供給できる仕組みづくりを目指します。

  1. 県内外からの食材調達

県内の子ども食堂運営者、こども宅食運営者、児童養護施設や個別宅配を通して食材を届ける仕組み構築を行います。

  1. 家庭への「伴走型」の支援

食支援を通じてつながった家庭に対し、見守りのできる仕組みを作り、問題や困ったことが起きたときに共にサポートができる「伴走型」の支援を行っていきます。

  1. 政策提言等

状況に応じて困窮家庭等の意見を集約し、政策提言をしていきます。

代表 長友宮子からメッセージ

約20数年間、児童虐待防止の活動を行っていてもなお、解決しない虐待問題。

子どもの貧困問題が虐待問題と大きく繋がっている事を知った時、とてもショックを覚えました。

宮崎の虐待で一番多いのが「ネグレクト(育児放棄)」と言われています。その背景を探ると「貧困」という言葉が浮き上がってきます。

虐待の一つとして貧困問題があると思っていたのですが、実は虐待問題、DV問題、親自身の就労問題等様々な問題が重なった結果として、貧困問題に繋がっていくと言う事を知った時、私はもっとこの「こどもの貧困問題」に積極的に関わっていかねばならないと思いました。

「貧困というが、親たちはいいものを着てスマホを持って、何が貧困だ」という声を長年ぶつけられてきました。しかし、一見何の問題もないように見えるその光景を掘り下げてみると、

人と同じような生活に「見せる」為に、食費を削っている。

そういう状況が見えてきます。
食費というのは、努力でいくらでも削れます。それが行き過ぎると子ども達に使うはずの食費が他の経費に消えていく。という状況になっていきます。

食というのは、2つの役目があると思っています。

1.生きる為に必要な栄養を摂取する。


一番大事な成長期に、当たり前の食事がとれることは、子ども達にとても重要であり、どんな理由があっても、栄養の取れない状況にさせてはいけないと思っています。何かしらの理由で食費を削らざるを得ないことがあったら、フードバンクという存在がある事を知ってもらいたいと思います。

2.人と人を繋ぐツール

人は困った時に、いきなり知らない人に「困った」とは言えません。今回のコロナの時期のように、突然困った状況が起きた時、直ぐに頼れる関係を作っておくことは必要です。

私自身は生活保護の家庭等に食を届けることもよくありますが、食を通すことで心の壁が取れ、次第にコミュニケーションが取れ始めることに気付きました。

これからの子ども達を支えていく為に、私たちは食の部分から支えていきたい!

そして、食材をしっかりと調達しながら県内の支援者たちが、地域の子ども達を見守れるようにしたいと思っています。

これからは、皆様のご協力によってこの活動を継続させることができます。

どうか、ご協力をお願いいたします。

寄付金の使途

毎月1,000円の寄付を6カ月頂けると、1世帯の家族に2kgのお米を毎月(6カ月)お渡しできます。

ひとり親の家庭で、一番喜ばれるのが「お米」

お米は、料理の必要がなく、洗って炊飯器にセットすれば直ぐに食べることができます。もし、毎月1,000円寄付して頂けると2kgのお米を3世帯に隔月、届けることができます。


毎月2,000円の寄付を6カ月頂けると、2世帯の家族に2kgのお米を毎月(6カ月)お渡しできます。

動き盛りの子供たちがいる家庭にとっては、お米は必需品です。しかし、お米は値段も高くなかなか買えません。毎月2,000円寄付して頂けると2kgのお米を3世帯に毎月、届けることができます。


毎月5,000円の寄付を6カ月頂けると、お米の他にもお肉やおかずをお渡しできます。

宮崎では野菜が豊富ため、お野菜は地域の方に頂くことが多いのですが、成長しはじめた子ども達にとって一番大切な「お肉」はなかなか調達が難しく、購入する事になってしまいます。もし、毎月5,000円寄付して頂けるとお米だけでなく、お肉やおかずをお渡しすることが可能となります。

毎月10,000円の寄付を6カ月頂けると、県内エリア全域への食材提供が可能となります。

現在、県内の子ども食堂運営者と食材を分け合う際には、それぞれの運営者が自前で車を運転し遠方の運営者へ食材を提供しているという現実があります。

遠方までの宅配は、数が増えると対応が難しくなってくるため、運転をしてくれる人を確保することが困難な状況もあります。エリア限定での食材調達に頼ると、各地での食材の偏りも出てしまう事から、全域で食材をカバーできるような取り組みをしていきたいと思います。

その際の、食料運搬費で使いたいと思っています。

さいごに

フードバンクは、運営の難しさから、スタートするまでにとても悩みました。しかし、それでも「やっぱり立ち上げよう!」と思った大きなきっかけはコロナ問題でした。

私は子ども食堂の運営や、その他児童虐待や子どもの貧困に関する活動を長年続けてきたのですが、コロナの壁には全く太刀打ちできませんでした。

自分がやってきたことが、何も機能しなかったのです。

特に「たくさんの子ども達へ提供できる食材が確保できなかった」ということが、フードバンクみやざきの立上げを決心する大きなきっかけになりました。

これまで、子ども食堂をしたり、エリア限定でのこども宅食はやっていたけれど、市内全域、県内全域となると莫大な食材が必要となってきます。こうなると、私一人の力ではどうにもなりません。

県内の各地域で、同様の活動をやっている人達も、きっと同じように歯がゆい思いをしたのではないかと思います。

フードバンクは、こども宅食、子ども食堂、フードパントリーといった様々な食支援を支える仕組みでもあります。

多くの子ども達が、食に困る事のないような社会にする為、頑張っていきたいと思っていますので、どうか寄付のご協力をお願いいたします!

フードバンクみやざき 代表理事 長友宮子


任意団体

フードバンクみやざき

〒8800875

宮崎県宮崎市曽師町111番地3

0985249579

代表:長友宮子

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