日本レスキュー協会は、「犬と共に社会に貢献する」理念のもと、災害時、倒壊した家屋や土砂などの下敷きになり行方不明になった方を探す「災害救助犬」や、災害で被災された方や障害のある方、高齢の方や闘病中の方の様々な痛みや不安を軽減する「セラピードッグ」の育成と派遣などを行っています。
今回は、災害救助犬のレベルアップを目的とした瓦礫施設の改修を実現するために寄付を募集いたします。
災害時、残された家族にとって、救助犬が最後の頼みの綱であるケースはよくあります。 生き埋めになった犠牲者は、例え見つかっても残念ながら亡くなっていることが多くありますが、それでも遺族にとっては非常に重要なことです。 災害大国と言われる日本だからこそ、この活動を発展させ未来に繋げ、「災害救助犬が人命捜索の一つの手段として有効に運用される社会」を作ってまいります。
Story
阪神・淡路大震災の教訓を踏まえて。~日本レスキュー協会の活動理念~
日本で災害救助犬の育成がはじめられたのは平成7年。阪神・淡路大震災が契機となりました。当時、海外から複数の救助チームが駆けつけましたが、それまで活動実績のなかった日本では連携がスムーズにいかず、多くの課題を残しました。もしもこの時救助犬が活動していれば、救えた命があったかもしれません。日本レスキュー協会は、そうした教訓を踏まえ、同年9月1日に誕生しました。
「災害救助犬が人命捜索の1つの手段として有効に運用される社会」
アメリカやスイスをはじめ、海外では多くのチームが被災地に救助犬を帯同させます。救助犬が行方不明者捜索の一つの手段として高く評価され、育成や連携は組織的な取り組みがされています。
私たちは、先ずは本部のある兵庫県を中心に救助隊と救助犬が連携するモデルを作り定着させ、そのモデルを全国へ拡張させながら、災害救助犬が人命捜索の一つの手段として有効に運用される社会を目指しています。
かけがえのない尊い命を守る災害救助犬
「災害救助犬」とは、自然災害により瓦礫や土砂の下敷きになった行方不明者を発見する為に訓練された犬の事です。
犬の嗅覚は、人の1000万倍以上優れていると言われ、災害救助犬はその優れた嗅覚を活かし、人には目視できない場所、意思表示のできない人、また広範囲において不特定多数の人を比較的短時間で捜索することができます。
一刻を争う有事の際には行方不明者の場所の特定が欠かせません。
災害救助犬は、被災し発見されずに亡くなってしまう方を一人でも多く救う為、人命捜索の1つの手段として大きな役割を担っています。
かけがえのない尊い命を守る為、いつどこで起こるか分からない災害に備え私たちは災害救助犬を育成しています。
「犬と共に社会に貢献する」~各事業の取り組み~
私たち日本レスキュー協会は、「犬と共に社会に貢献する」理念のもと、災害時、渡海した家屋や土砂などの下敷きになり行方不明になった方を探す「災害救助犬」や、災害で被災された方や障害のある方、高齢の方や闘病中の方の様々な痛みや不安を軽減する「セラピードッグ」の育成と派遣を行うとともに、虐待や飼育放棄等、人間の身勝手な理由で不幸になってしまった犬や猫たちを救い新しい家族を探す「動物福祉」の3つの活動を行っています。
〇災害救助犬事業
災害救助犬事業では、有事の災害対応、災害が発生した際、円滑に捜索活動を行う為、平時から公的機関との連携訓練を行い、日頃から顔の見える関係を構築しています。
また、多くの方に災害救助犬を知ってもらう為、SNSでの発信、救助犬サポーター養成講座の開講、学校での講義、イベント等でのデモンストレーションを通し、災害救助犬の啓発活動、地方自治体、消防組織、獣医師会等との協定の締結を行っています。
実際に、災害救助犬の出動協定を兵庫県は網羅し、消防と連携しスムーズに出動ができる態勢を作り出しています。
そして、救助犬サポーター養成講座の受講者が年間200人になり、救助犬育成体験プログラムを受講した学生が、当協会で勤務するような循環が生まれ始めています。
〇セラピードッグ事業
セラピードッグ事業では、アニマルセラピーの1つであるドッグセラピーを実施する為、セラピードッグの育成と派遣を行っています。
福祉施設や被災地、病気と闘う子どもたちが入院する病院ではセラピードッグとの交流を通し、緊張の緩和、不安やストレスの軽減、闘病意識の向上などの効果がみられます。
対象者のQOLを保つことを目的に、身体的、心理的、社会的この3つの効果を基準にドッグセラピーのプログラムの構成、子どもたちがセラピードッグを相手に絵本を読み聞かせるプログラム等幅広い動物介在活動を行っています。
また、セラピードッグハウス「心と心」はどなたでもドッグセラピーを体験していただける来場型の施設として沢山の方にご来場いただいています。
大阪母子医療センターへの訪問活動が1つのモデルとなり全国に広まり、全国の病院からの依頼をいただいております。
〇動物福祉事業
動物福祉事業では、飼い主のいない犬たちを私たちの元へ保護し、適切なケアやトレーニングを行い新しい家族の元へ譲渡しています。
保護した犬の中から適性を見極め災害救助犬やセラピードッグに訓練する活動も行っています。
また、行政に収容された犬や猫たちの為に保護活動を行っている団体さんや個人ボランティアさんと連携し、行政収容されている動物たちへの医療費の支援も行っています。
また、災害時にペットと共に飼い主さんが適切な行動をとり、命を守ることができるようペットの防災について飼い主さんへの呼びかけや避難の仕組み作りにも取り組んでいます。
本部がある兵庫県伊丹市の殺処分数0に向け活動を広めています。
〇佐賀県支部
佐賀県支部では、日本最大級となる人と動物の共生拠点を佐賀県に構えることで、人と動物と地域を繋ぎ、より豊かで安心安全な社会を作ることを目的としています。
普段は一般の方の憩いの場(ドッグランやコミュニティスペース等)や犬を取り巻く社会の多くを学ぶ場(愛犬をセラピードッグに育成するコースやしつけ教室等)として開かれます。また、万が一災害が発生した際は、行政やNPOを含む災害支援のネットワーク等と協働し、「ペットとの同行・同伴避難」を含めた多角的な支援が可能な災害支援拠点となることを目指しています。
災害救助犬では、災害救助犬の育成・派遣及び災害救助犬の標準化に関する事業を展開します。また、訓練施設の相互利用、佐賀県に既に存在する災害救助犬従事者にとって中間支援的な立場を取りながら連携を図るとともに、既に存在する課題に対して協働し解決に導きます。
全国各地から訓練に訪れる災害救助犬のレベルアップを目的とした瓦礫施設の改修を実施したい。
今回、災害救助犬が普段訓練をする「瓦礫施設」の改修の為に寄付を募集いたします。
瓦礫施設とは、都市型災害を想定した瓦礫施設をはじめ、高所訓練や暗所訓練等、実際の現場に近い環境で災害救助犬に必要な技術を習得できる場所のことです。
日々訓練を重ねていく中で、要救助者の隠れ場所がパターン化しているという課題があります。
その結果、現状のレベルから更なるレベルアップできないという課題があります。
この課題を解決する為には、瓦礫施設の定期的な改造が必要です。
今回いただいたご寄付では、隠れる場所の増築、雑草が生えにくくハチの巣ができにくい瓦礫施設になるようアップデートいたします。
日本レスキュー協会の瓦礫施設は、全国各地の救助犬団体様が利用に来られます。
この施設でレベルの高い災害救助犬を育成し、災害現場での支援スピードの向上を測り、多くの命の救出に貢献していきたいと考えております。
団体メンバーの想い
大好きな犬と共に多くの命を救いたい。
被災された方の希望の光のような災害救助犬を育成したい。
そんな災害救助犬のハンドラーになりたいと強く思い日本レスキュー協会に入職し、現在活動を続けています。
助かる命を見つける災害救助犬。
日々訓練に励む救助犬たちのレベルアップの為には、瓦礫施設の定期的な整備や改造が必要不可欠です。
今回いただいたご寄付は、瓦礫施設の整備・改造費に充てさせていただきます。
被災地の希望の光となれるような災害救助犬を1頭でも多く育成できるよう、犬たちと共に全力で頑張ってまいります。
皆様応援の程、よろしくお願いいたします。
災害救助犬事業 髙橋 玲衣
寄付金の使い道
今回いただいたご寄付は、瓦礫施設の修理備品の購入、木材の購入、遠隔台の製作、隠れる場所の増築、重機を使った大掛かりな工事等に使わせていただきます。
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