Issues we are working on
私たちは建築家、彦根アンドレアが立ち上げたプラットフォーム、
-Architects for Future Voice of Under 30-
から集まったメンバーを中心に構成された団体です。
未来を明るくするため、様々な社会問題をクローズアップするなかで、現在、フィンランドのスリークロス協会を守るため活動しています。
1957年、フィンランドに建築されたアルヴァ・アアルトによる「Vuoksennika教会」は、近代建築の中でも最も重要な建造物と言われ、「スリークロス教会」と名付けられました。
それが昨今の気候変動の中で、木部の腐朽に始まり、今存続の危機に。現在では立ち入ることすらできなくなってしまいました。
なにより「教会」として、人々が集まることができなくなること。これは建築物そのものに加えて、「心のサステナブル」が苦境に面していると言えます。
現地の方々は、約9年間この問題解決のために行動を起こしていますが、それだけではこの危機を乗り越えることができない状況にあります。
皆さん、私たちと一緒にアルヴァ・アアルトのスリークロス教会の復興・再建にご賛同いただけないでしょうか。
Why we are tackling this issue
私は、100年後に生まれてくる子どもたちにも、この教会を見て欲しい、この物語を受け継いで欲しいと心から思っています。
これからより自然環境的に厳しい時代を生きていかなければならない中で、いかに楽しく、こだわりを持ち、イノベイティブであり続けながら自由に生きていける世の中を作るか。私たちの世代が今何を残すことができるのかを、自分に問い続けています。
日本は地震や災害が歴史的にも多く、新しい建物を作る技術に長けています。一方でヨーロッパや北欧では建物を通じて、何世代にも渡り物語が受け継がれ、帰る場所があり、環境の変化に気づくことができます。私は日本の若者にも建物から得られる安心感や違和感を感じられるようになってほしいです。
How donations are used
主に、
・屋根の張り替え(雨漏り対策)
・壁の修繕(断熱材)
・換気機能工事(カビ対策)
をすぐにでも始めなければならない状況です。
修繕費用の規模としては1億円を超えることは明らかです。それが大変な金額であることは重々承知しています。簡単なことではありませんし、私自身すでに1年半以上の時間をかけてこのプロジェクトに取り組んできました。
しかし、例えば1000人の方が10万円ずつご寄付してくださったら。
1万人の方が1万円ずつご寄付してくださったら・・・。
そう考えると、不可能なことではないと心を奮い立たせこの活動を続けてきました。
また、今直さなければ完全に崩れ落ちてしまう建物も、今基礎となる箇所を直すことができればメンテナンスをするだけで良くなるのです。「いつか」ではなく「今」やることが必要なのです。