Issues we are working on
バングラデシュには、貧困が原因で路上に暮らす子どもたち、いわゆるストリートチルドレンが100万人以上も存在し、その多くが首都ダッカにいると言われています。ストリートチルドレンは、子ども時代をセックスワークや麻薬密売などの違法な仕事やその手助け、または市場での荷物運びやリキシャ引きなどの重労働、物乞いなどの尊厳を傷つけられるような仕事をしながら生きていきます。最も悲観すべきことは、働き先がなくなったり、大人の思惑に左右された子ども達がギャングの手先となったり、暴力行為などに手を染めて道を踏み外していくことです。こういった背景から、ストリートチルドレンの中には、重度の麻薬中毒者、刑務所に収監される犯罪者になってしまうような子も少なくありません。今、この時代にこの瞬間も、基本的な人間としての権利を奪われ、社会の闇で生きることを生まれた時から余儀なくされてしまう子どもたちが存在しているのです。
このように、教育を受ける権利、健康的に育つ権利、愛される権利など、彼らの人権の多くは大人によって取り上げられてしまっている状況です。彼らの未来には何が待っているのでしょうか。大人になったら、権利を取り戻し、より良い生活を送ることができるのでしょうか。実際には、ほとんどの場合その環境から抜け出せず、同じように次のストリートチルドレンを生み出す貧困の構造の中に取り込まれたまま生きていくことになります。
Why we are tackling this issue
「ストリートチルドレンはなぜストリートチルドレンなのか」
決して彼らが努力をせず怠けてそうなったわけではなく、この問いの答えは生まれた国、環境が違うだけで存在する不条理な「格差」のためと言えます。バングラデシュではそのような子ども達がいたるところに存在し、路上にいることが日常となってしまっているのが現状です。
そんな状況の中、私たちエクマットラはどんな子どもたちにも可能性があると信じ、彼らに愛情を注ぎ教育を通して、自分の未来を描く権利と自分で人生を選択する自由があることを路上で語りかけるところから始まりました。
最初はライフスキル教育を中心に、青空教室をストリートチルドレンが多く集まるところで開くことから始まり、現在は、深刻な環境に置かれている子どもたちを保護し、教育を受けながら中期的に暮らしていく彼らの第2の家「チルドレンホーム」、そして昨年開校した、自主自立した人間として生きるための学びと長期生活を提供し、高等教育と並行しながら、デザイン・演劇・映像音響技術・IT等の高度専門技能と人間力を磨く場「エクマットラ・アカデミー」の3ステップを主軸に子どもたちの生活をサポートし、1人1人をエクマットラの子どもとして大切に育てています。これらの活動の成果として、15年前に路上生活をしていた子どもたちの中で、現在2名が大学に進学、4名が進学に向けて勉強中です。
どうして彼らがここまで高度な教育を受ける必要があるのでしょうか。ストリートチルドレンだったのだから普通に学校を卒業して、就職先があれば十分という意見もあると思います。しかしエクマットラは、「ストリートチルドレンだったから」、「家が貧しいから」そのような理由で子たち達の可能性が少しでも狭まることを望んでいません。恵まれた環境の子どもたちに劣ることなく、勉強でもスポーツでも、その他様々な自分の興味のあることに対して高い目標を掲げ、自分が掴みたいものを掴めるような人間に子どもたちがなることを目指しています。
そして、ストリートで生きた厳しい経験も自分の未来の糧にしながら、彼ら自身が成長し、路上から夢を実現した人間としてのロールモデルとなることで、ストリートチルドレンに対する社会的な偏見・格差を打ち破る存在となること、そしてストリートで暮らしている子どもたちの大きな希望となることが私たちエクマットラの最終目標です。貧困のサイクルに変わって、そんなストリートチルドレンの大逆転ストーリーを描き続けるサイクルをこのバングラデシュという国に生み出していきます。
「これからのエクマットラ」
クラウドファンディングの際は、エクマットラアカデミーの開校のために沢山の方々にご協力いただき本当にありがとうございました。
皆さんのお力添えがなければ果たせなかったエクマットラの夢も、ついに2018年にアカデミーを開校して叶えることができました。これからは、アカデミー開校の夢の続きに子ども達のたくさんの夢を乗せて走り出していきたいと思っております。
しかし、バングラデシュの路上には今すぐの支援を必要としているストリートチルドレンが未だに多く存在し、そうした多くの子どもたちを救出・保護できていない状況です。今いる子どもたちを育てていくのはもちろん、更により緊急性の高い過酷な環境に置かれているストリートチルドレンたちを見つけ出し、バングラデシュの他のNGOとも協力しながら彼らに最善の道を提供できるように、エクマットラの子ども達のケアの仕組み、人材、設備、構想もスピードを上げてレベルアップしていきたいと考えています。
そのためにも子どもたちの可能性を本気で信じ、その夢を応援し、子どもたちに寄り添うサポーターになっていただける方を募集しています。
あなたが子どもたちの人生を応援することで、未来の世界が変わっていく。
それを目に見える形で実感しながらエクマットラとバングラデシュと共に歩んでいきませんか?
How donations are used
『エクマットラ マンスリーサポーターになりませんか?』
エクマットラはここまで、たくさんの仲間・皆さんのサポートと共に15年間の道のりを歩んできました。エクマットラのマンスリーサポーターも決して1人で行うものではありません。あなたがエクマットラの一員となって取り組む、新しい挑戦・学びの場です。そして、皆さんは単なる寄付者ではありません。エクマットラの大切な財産です。これからお金だけでなく、いろんな角度から子どもたちと関わり合いながら、子どもたちの未来を創造するチームの一員としての活動に関わっていただきたいと思っております!
『マンスリーサポーターになるとどうなるの?』
Step1 「リアルタイムで仲間達と一緒に子ども達を応援!」
エクマットラのメールから支援金がどのように子ども達の活動に使われているかを写真とメッセージで更新!!
Step2 「サポーターの仲間達と一緒に学ぶ!」
サポーター限定のFaceBookグループや年に数回の代表とのイベントを通して、サポーター同士が仲良くなり、エクマットラ のジャパンアンバサダーとしてイベントを開催したり、勉強会、エクマットラの映画上映会ができる!
Step3 「現地に行ってみる!」
遂に、自分が学んできた社会課題、支援してきた子ども達を実際に見たい!となったらエクマットラ が毎年行なっているツアープログラムにサポーター割引で参加する!
日本各地にいるサポーターがそれぞれエクマットラの一員という「一本の線」で繋がりながら、一丸となって子供達の可能性に投資する。私たちが目指すのはそんな「見える」「学ぶ」「行動する」寄付の新しいカタチです。
『寄付金の使い道』
今までエクマットラ は寄付に全てを依存せず、自分たちで安定した収益を得ることによって運営してまいりました。しかしながら、路上にいるより多くの子どもを救い出す仕組み作りまで資金が行き渡っておりません。そのため皆さまからいただいた会費・寄付金は、主に新たな緊急性の高い子どものレスキューや子どもたちのさらなる成長のためのイベントなど以下の項目に使用させていただき、バングラデシュにより速いスピードでインパクトを与えていくことをお約束します。(寄付金の詳しい詳細は年次報告書にて報告させていただきます)
・新たな子どものレスキュー活動
・フィールド活動
・映像制作による社会啓発活動
・チルドレンホーム、アカデミーの運営補助
・子どもたちの教育
・青空教室プロジェクト
・日バ活動管理・広報(エクマットラ ジャパン)
『マンスリーサポーターになっていただいた皆さんには』
寄付画面で「団体からのお知らせ」を希望するにチェックしていただくと以下のお知らせが届きます。
(サポーター登録日の翌月よりお届け)
・エクマットラマンスリーニュースレター(子ども達の写真付き)
(アカデミー、チルドレンホームの報告、講演会・ツアーのお知らせなどの最新情報)
・年1回の年間報告書(活動報告と収支報告)
をメールにてお届けします。
その他、
・バングラデシュツアーのサポーター割引
・日本でのイベント参加費の割引
・エクマットラ アカデミーへの訪問チケット(*交通費は実費負担でお願いしております)
・一緒に子どもたちの夢を応援する仲間ができます!
・エクマットラ BBQ(不定期開催)幹事ができます!(もちろん参加もできます)
『マンスリーサポーターになるには?』
ー毎月の会費1000円〜お好きな金額をご選択ください。
⑴このページ右下の「支援する」ボタンをクリック
⑵「クレジットカードで寄付する」ボタンクリック
⑶「継続寄付する」「毎月」を選択の上、毎月の金額を決める
⑷「次へ」ボタンで、情報を埋めて完了となります
(寄付の前にSyncableへの新規ご登録をしていただくと、ご寄付がスムーズに行えます)
*単発で寄付をご希望の方は⑶にて「今回のみ」をお選びください。
*クレジットカードでのご寄付はVisa/Masterカードのみ対応しております。あらかじめご了承ください。
*領収書ご希望の方はPDFでメールにて送付させていただきます。(年に2回)
*エクマットラJAPANでは、ペーパーレス化と業務の効率化の観点から、全てのやり取りをメールとPDF版とさせて頂きます。
基本的に、郵送での文書などの送付は行いませんのであらかじめご了承ください。
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