群馬県高校生会議・創設者 前川拓哉さんからの応援メッセージ
2020/3/1 09:47
(写真:2014年3月に開催した第二回群馬県高校生会議の様子)
(写真中央にいる当時・高校3年生の前川さん)
2012₋13年頃に、「学校を超えた同世代を中心としたコミュニティ」を創りたいと考えた高校2年生(当時)が群馬にいました。その人こそ、前川拓哉さん。ぜひ、メッセージをお受け取りください。
【群馬の高校生へのメッセージ】
高校生の皆さん、今皆さんは普段どのような生活を送られているでしょうか。
特に、地域や社会といった観点では、高校時代に接点を持つ機会は少ないのではないでしょうか?
私の高校時代は、社会との関わりは全くなく、部活に所属していたわけでもなかったので、家と学校の行き帰りのみという学生生活を送っていました。
そうした中で、同世代の高校生・大学生、社会人との新たなコミュニティを創りたいと、「群馬県高校生会議」を設立いたしました。
学校という枠組みを超えて、他の高校生、大学生、社会人との関わりの中で、自身の過去・現在を見つめ直し、将来を見据えることができたと強く感じています。
同じ学校の同じ年齢の同級生だけでなく、多様な方との接点を持ち、学ぶことで、さまざまなものの考え方を身につけることができると強く感じています。
【NPO法人DNAへの応援メッセージ】
高校時代に翔二朗さんと出会い、多くの学びや発見によって、今の自分がつくられているという感覚を強く持っています。
DNAの皆様には、今後さらに事業を大きく発展させていただき、群馬県の高校生に深い学びの機会・地域コミュニティの繋がりを構築する使命があるのではないかと考えています。陰ながら応援しています。
―――
当時、群馬県立女子大学にお勤めだった大学教員から「アドバイスしてほしいことがある」と、ひょんなことをきっかけに、前川さんと知り合い、活動をサポートすることに。
「学校を超えた同世代で、いろいなことを考える機会を群馬で創りたい」と言っていた彼が、当時しきりに言っていたことは「自分の軸を持つこと」。様々な視点から考えることで、自分の軸を持つことができるし、発信することでさらに深まる。
いまでこそ「探究」ということが当たり前になりつつありますが、いま振り返ると彼らの取り組みは「探究の走り」だったのかもしれません。そんな彼らの姿を見ていて、彼らが取り組んでいくことにどうサポートできるのか?を考えてご一緒させてもらっていました。
高校を卒業した前川さんは、都内の大学に進学し、現在は企業支援の仕事を行っています。今回の応援メッセージをいただいた当日も、「シンガボール出張で…」と現場は違えど、日々精力的に取り組んでいる様子です。
ところで、今回の写真は、彼が高校3年生最後の時期に企画した会議の様子です。その後、高校生会議は後輩に託され、さまざまな取り組みにまで発展していきました。時期としては、ちょうど私自身が「教育の事業を立ち上げようか…」と悩んでいた時期でもありました。そんな時だったからか「第2回群馬県高校生会議」が終わった後の振り返りの時に、前川さんから「翔二朗さんが取り組んでいることは、教育の仕事ですよね」とポツリと言われた言葉に「そうか、そうだよね。」と妙に納得した自分がそこにはいました。それから、本格的に事業を立ち上げ、展開することに決めました。
高校3年生だった彼からの言葉がなければ、いまの仕事をしていません。
彼らの姿を見ていなければ、年下から学ぶ大切さも実感していないかもしれません。
僕たちにも、大きなきっかけをくれたたくちゃん、どうもありがとう!
◆「学びの土壌を。」DNAサポーター100名募集ページ
← 活動報告一覧へ戻る