こんばんは！

楽のハンドラー髙橋です。

この度は災害救助犬 楽のバースデードネーションにご協力いただきありがとうございます。

今回の活動報告では、災害救助犬 楽ちゃんとの訓練の日々を振り返っていきたいと思います。

楽が吠えません！

この見出しを見て一体何事だ？！と思われた方もいるでしょう。

楽ちゃんとバディを組みトレーニングに励んでいたとある日。

この日は全頭捜索訓練の日でした。

前回の訓練ではしゃがんだヘルパーの前で大きなお声で吠えてた楽ちゃんでしたがこの日の訓練ではなかなか吠えてくれませんでした。

一体どうしたんだ？と焦る私。

口を開け歯をカツカツ鳴らす楽ちゃん。

先輩方のアドバイスの元この日は無理に吠えさせずヘルパーの元で楽しくとどまる訓練にメニューを変更し訓練を終えました。

一体どうしたら吠えるんだ？

訓練が終わり楽ちゃんの口を軽く（吠えやすく）するにはどうしたらいいか先輩方と意見交換を行いました。

「楽は普段どのタイミングで吠えてる？」

と聞かれた私。

よーく考えてみると楽ちゃんが吠えている場面が日常の生活の中に沢山ありました。

色々吠えている場面を上げていく中で、

「ご飯前によく吠えてます。」と答えた私。

その瞬間１つの作戦ができたのです。

作戦① ごはんで吠えよう作戦！

作戦はこうです。

ご飯前に吠える→ご飯を持ってる人が「吠えろ」といえば吠えるのでは？

それを重ねていけば口が軽くなっていくのでは？という作戦です。

早速翌日から作戦を実行していきました。

ついに・・・

ご飯で吠えよう作戦初日。

楽ちゃんのご飯を持ってグランドへ。

果たして上手くいくのかドキドキでした。

楽ちゃんのご飯のお皿を持ち楽から少し離れるヘルパー。

そのヘルパーの元に楽ちゃんがたどり着きました。

ご飯を強奪しようとする楽ちゃんVS楽に取られないようにお皿を守りながら「吠えろ」と声をかけるヘルパー

次の瞬間「わん！」

吠えるまで少し時間はかかったものの大きなしっかりとした声で吠えてくれた楽ちゃん。

この作戦が上手くいくのでは？ということで、ご飯で吠えよう作戦を継続して行う日が続きました。

しばらくすると訓練でもしっかり吠えれるようになり、大きなお声で吠える楽ちゃんの姿が見れるようになりました。

今となっては吠えるのなんて朝飯前な楽ちゃんですが実はこんな吠えない時期もありました。

振り返れば笑い話になりそうな話ですが当時の私は「やばい！吠えない！どうしよう！！」とただただ焦っていました。

頼れる先輩方のサポートのおかげで無事壁を乗り越えることができた楽ちゃんと私でした。