福岡県八女市で障がい者の方々と一緒に竹チップや竹炭を活用した新たな事業を生み出したい!~竹の経済的な活用シーンを増やすことで荒廃竹林を整備し里山の生態系を守っていく~

寄付先

一般社団法人 九州循環共生協議会

一般社団法人 九州循環共生協議会 (SDGsバンブープロジェクト事務局)

支援総額

0円

/ 2,000,000円

  • 支援総額

    0円

  • 支援者数

    0人

  • 残り

    終了

  • 開始日

    2021年6月27日

  • 終了日

    2021年8月13日

キャンペーンは終了しました

九州循環共生協議会と筍の栽培に取り組む中尾さんが共同で、福岡県八女市で障がい者の方々と一緒に竹チップや竹炭を活用した新たな事業にチャレンジしていきます。

そのための、竹の粉砕機と炭化機の購入費用や付随する備品の購入費用を募るために単発のご寄付を募集いたします。

竹を1mm以下に微粉砕したり炭化することで、石鹸やバイオマスプラスチックの原料とし、環境に優しい製品を作ることができます。

数ヶ月で20mも伸長する筍は、竹やぶを形成し、他の植物は光合成できずにやがて朽ちていきます。多様性を失った森は脆弱で、近年の集中豪雨による土砂災害を誘発しています。

竹の活用を生み出すことで里山保全に繋げていきたいと考えております。

■内容:

(個人)1口3,000円からの単発寄付

(法人)1口100,000円からの単発寄付

■申し込み期間:6月28日(月)〜8月31日(火)

■目標:200万円

■ご寄付いただいた方への御礼・特典

お礼メール、半年に1回ご報告メッセージ動画、竹に関連する体験イベントへのご招待等

ストーリー

未利用の竹を経済的に活用することにより、里山保全の一端を担っていく。

【当団体のビジョン】

団体は、地方と都市部の懸け橋になりたいと思っています。

「情報の懸け橋」

里山は豊かな生態系により、水・空気を都会へ供給します。

人口減少の地方では、竹林を管理できず、竹やぶ化し、環境問題(生物多様性の損失)・社会問題(土砂災害の誘引)となっています。

単調な里山では、土壌の生物も単調化し、水源涵養機能が低下します。また、里山での土砂災害は、下流域・都市部での水害リスクを高めるだけでなく、河川の生物にも影響を与えます。

「経済の懸け橋」

未利用の竹を経済的に活用することにより、里山保全の一端を担うことできます。経済的活用、つまり、需要を喚起し、安定化させるミッションが私たちにあると思っています。需要安定化の為、日常品を中心とした商品開発を行い、かつ、SDGsに照らしたマーケティングを行うのも私たちの責務です。「SDGs共鳴型流通」と呼んでいます。この構築・拡散に努めています。

【これまでの活動】

「九州SDGs経営推進フォーラム」(九州経済産業局が事務局)の中で、分科会「SDGsバンブープロジェクト推進フォーラム」として2020年度活動して参りました(2021年度も継続申請中)。

「竹やぶに成長してしまう前に、食べてしまおう!」「出るを抑える竹やぶ整備」と称し、「ご当地メンマ」の生産地拡大に努めました。成果として、新たに3地域(福岡県嘉麻市・八女市、熊本県和水町)の方々が、2021年春からメンマ作りをスタートしました。

新聞記事(西日本新聞、朝日新聞)で、客観的に整理して記事にして頂きましたので、ご参照ください。

【活動を始めた背景、竹藪の状況】

竹は成長力が旺盛で、手入れをしていないと山林や田畑を侵食します。他の植物の光合成を妨げて枯らしてしまい、生物多様性を損なうと指摘されています。九州循環共生協議会は、以前から放置竹林の問題をSDGsと組み合わせて解決できないかと考えていました。そこで、九州経済産業局が昨年設立した産学官の「九州SDGs経営推進フォーラム」に参加し、放置竹林などをテーマにした分科会を作って活動を始めました。

林野庁の資料(2017年)によると、福岡県の1万3619ヘクタールとなっているが、地下茎の拡散で次々に表出する筍によりその面積は、実質計測が難しい状況です。

そのような中で、メンマを作るだけでは、地下茎の拡散を止める事は実質不可能であり、さらなる、竹の商品開発が必要です。多様な商品の開発により、多様な需要を喚起することができ、ひいては、竹やぶの伐採に繋がると考えています。

「竹の経済的利用×障がい者就労×里山保全」に繋がる新規事業の実現に向けて

【今回のクラウドファンディングを通じて実現したいこと】

2021年度は、新たに、竹炭の石鹸や洗剤、それにバイオマスプラスチックの原料として、伐採した竹やぶの青竹を、1mm以下に微粉砕したり、炭化する事業を行いたいと考えています。

今回は第1弾として、福岡県八女市で、JAの筍部会員として、筍の栽培に取り組む中尾さんと、上記の竹の加工(微粉砕、炭化)の体制作りにチャレンジします。他の筍農家さんのモデルになることが目標です。

そのための粉砕機と炭化機の購入費用や付随する備品の購入費用を募るため、今回のキャンペーンにチャレンジいたしました。

【クラウドファンディング後の想定する変化や成果】■クラウドファンディングで多様な事業が可能に

中尾さんは、2021年春より、メンマ作りにもチャレンジしています。つまり、「春に出てくる筍を竹やぶになる前に収穫」しています。

クラウドファンディング後は、一歩踏み込んで、眼前に広がる竹やぶの伐採にチャレンジします。

伐採した後は、翌春に、筍が芽吹き、それをメンマにして食べてしまうという連環のプロジェクトとなります。全て食べずに一部は「親竹」として残しますので、メンマは毎年生産できることになります。

竹やぶの青竹を伐る➝石鹸などの原料として販売する➝翌春はメンマ作り 

という、持続可能な里山管理が実現します。管理された竹林は、既に、真っ暗な藪状態でなくなり、地下茎で拡散する事もなくなります。すると、豊かな生物多様性が復活し、根張りの悪い竹やぶによる土砂災害のリスクも大幅に低減します。

■障がい者さんの就労の機会

中尾さん自身が、国が難病指定する黄斑ジストロフィー(指定難病301)の障がいを抱えています。小学生の時に発病し、深い心の傷を抱えました。それを克服し、また、人の痛みを理解する中尾さんは、精神障害に苦しむ方々の支援の一環として、就労機会の創出を目指しています。

竹やぶの整備で既に障害者の方々と共に作業をしていますが、竹の加工(微粉砕、炭化)を開始する事により、障がい者の就労機会の拡大をはかります。

■里山生態系への影響

竹の落ち葉しかない竹やぶ内は、地上のみならず、土壌も生物の多様性が損なわれています。
竹やぶを伐採する事により、陽が差し、それまで日差しを求め拡散していた地下茎の勢いも弱まり、既存の雑木林が侵食されるリスクが低くなります。また、伐採する事により、新たな植物が芽吹き、昆虫や鳥たちが訪れる里山に変わっていきます。

他方で、竹やぶの面積は、国や県も把握できないほど、年々拡がっています。「千里の道も一歩より」「ハチドリのひとしずく(著者:辻信一)」の姿勢で、身近な里山の生態系を豊かにすることしかできません。しかし、中尾さんの今回の事業に収益性が認められれば、それに倣う人が出てきます。多くの人や団体が、中尾さんと同じような事業を行えば、より広い面積の竹やぶが整備され、多様な生物が復活する生態系が構築されます。

寄付金の使途

以下機器の購入費用

【1次粉砕機】

伐採した竹を、直接機械に投入し、粗粉砕するもの。

福岡県の補助金を申請中。県の補助は購入額の約40%。

残りの60%(170万円x約60%=約100万円)を、寄付金で充当したいと考えてます。

【2次粉砕機(微粉砕)】

バイオマスプラスチックの原料として供給するために、1mm以下の微粉砕が必要です。15万円の機械購入を寄付金で賄いたいと考えてます。

【炭化炉】

1次粉砕機で粗粉砕したものを、チップ状の竹炭にします。竹炭窯では竹炭を量産できない為、30万円の炭化炉を購入予定です。土壌改良剤などで流通可能です。
この炭化炉で製造した竹チップ炭を、更に熱を加え、灰にします。この灰が石鹸の原料となります。

【電動振るい機】

1次粉砕機で排出されるものは、粒状のものと断片状のものが混在しています。粒状のものは2次粉砕機で竹パウダーに、断片状のものは竹チップ炭に加工されます。

粒状と断片状のものを、電動振るい機で、分別するための機械(30万円)を寄付で賄いたいと考えています。

【袋詰め機】

竹パウダー、竹チップ炭ともに、袋詰めし出荷します。シーラーと呼ばれる袋詰め機(5万円)を寄付で賄いたいと考えています。

機器が購入できることで生まれる製品とその特徴

【竹パウダーを原料としたバイオマスプラスチック】

一般にプラスチックは、石油系の樹脂で成型されます。

石油系樹脂に竹パウダーを混入したものがバイオマスプラスチック樹脂です。国家戦略「プラスチック資源循環戦略」では、2030年までに200万トンのバイオマスプラスチックの普及を掲げています。SDGsや気候変動対策に取組む企業等のニーズが期待されます。

【竹チップ炭を原料とした石鹸】

炭を更に加熱し灰にし、その灰を煮沸・ろ過した水のアリカリ性を活用し、人体と河川環境にやさしい石鹸を作ります。石鹸メーカーは創業90年で無添加石鹸で有名な、まるは油脂化学㈱(福岡県久留米市)です。

『里山保全と障がい者就労支援の同時達成モデル』をつくり、福岡県八女市から全国へ広げていきたい


『都会にいながら里山保全』をコンセプトに、SDGsの価値観や目標を、都会と地方、供給者と需要者の連携で、手を携えて活動していきたいと考えてます。

今般の寄付で、福岡県八女市で、モデルづくりを行います。

内容は、整備した竹やぶからの、青竹を微粉砕し、多様な製品(石鹸・洗剤、バイオマスプラスチック等)の原料とします。

今般の寄付で必要な機械装備を揃え、その運営方法も含め、八女以外の地域へ、事業ノウハウを拡げていきます。

厄介者(竹)を、地域のお仕事づくりの材料として活用し、同時に、地域の障害者の方々と共に働きながら、SDGsに興味をお持ちの企業や個人の方々に、竹関連製品をお届けしたいと考えております。(ご参考:八女では、既に、障がい者就労支援センターとともに、筍栽培やメンマ作りを行っています。)

SDGsバンブープロジェクト推進フォーラム代表(一般社団法人九州循環共生協議会・理事)山村公人のメッセージ『都会にいながら里山保全を!』


「里山保全って何?」「SDGsという言葉はよくきくけど、私たちに何ができるの?」このような事を考えられている個人や企業の皆様と、協働で・手作りで、活動し続けていきたいと考えております。

ぜひ、都会の方々の視点で、我々の活動を、よりブラッシュアップさせてください!寄付だけでなく、色んなコメントを頂きたいと思っております。

都会の空気や水は、川をさかのぼって、里山でつくられます。頻繁に里山に出向くことは難しいかもしれません。が、ご寄付や竹関連商品のご購買を通じて、里山に思いを寄せて頂ければ、大変有難く存じております。

また、数か月で20mも伸長する筍は、竹やぶを形成し、他の植物は光合成できずにやがて朽ちていきます。多様性を失った森は脆弱で、近年の集中豪雨による土砂災害を誘発しています。

企業・消費者の皆さまによる、安定的な竹製品の消費は、竹やぶの拡散に悩む地方の方々にとって、管理する経済的動機付け(生業)となります。

生業として適正に間伐が行われれば、日光が差し、多様な生物が復活します。日光を得た竹林は、地下茎の伸長による拡散を必要としなるからです。

実は、里山保全の担い手は、消費者にあるのです。とはいえ、消費者にとって魅力・納得感のある商品でなければ需要と供給はマッチしません。

そこで、「付加価値の高い商品」を創る為、私たちは、竹を加工する事にしました。1mm以下に微粉砕したり、炭化する事により、石鹸やバイオマスプラスチックの原料とし、皆様の日常のアイテムの一つに加えて頂きたいと願っております。

法人向け特典の「電力共同調達入札」につきまして

一般社団法人

九州循環共生協議会

〒8390863

福岡県久留米市国分町1448-6

07054152935

https://local-sdgs.wixsite.com/q-junkan

代表:駄田井正

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