今日、スラムの学び舎・寺子屋のマルセーロから「きょうは、ぼくの誕生日だよ。15歳になった」と、メッセージが来た。
わたし「おめでとう!寺子屋に行って、プレゼントねだっておいで」
マルセーロ「そんなことはできない」
わたし「何も欲しくないの?」
マルセーロ「すごくすごく欲しいけど、誕生日にプレゼントはないから」
私自身は幼いころから今に至るまで、誕生日やイベントごとに興味がない。
自分の誕生日もSNS上で、公表していない。
そしてモザンビークのスラムの人たちは、子沢山で生活がとても厳しいので
子ども一人ひとりの誕生日のお祝いをすることもない。
モザンビークのスラムに住んで8年間、たっくさんの子どもに囲まれて、
たくさんの青年たちと活動をしているのに、これまで誰の誕生日も
祝うことはなかった。
だから、わたしは誕生日や誕生日プレゼントの「価値」にむける意識が低い。
そのマルセーロからメッセージのやり取りをした4時間後に
シンカブルから「バースデードネーションのベストタイミングに
なりました」。とメールが来た。
べつに私は誕生日だからといって欲しい物なんて何もないけれど、
もしも万が一、祝ってもらえるんだったら
そのお祝いを、そっくりそのまま、スラムの子どもたちの誕生日に
スライドできたら、それはそれはとても素晴らしいことなのではないか!
と思い浮かんだのだ。
なーーーんにも無いのが、当たり前の誕生日を
ちょっとワクワクすることがある、サプライズな誕生日に。
その子どもたち、一人ひとりの誕生日のワクワクの素を
みなさんにお願いする。
それが、わたしが望む、わたしへのバースデードネーションです。