☆小田原多頭飼育猫 『マサ君』 FIP猫腹膜炎治療スタート 皆様へお願い
2020/12/18 04:02
土浦猫さんの誕生会を終え、来週は小田原ですねとボランティアと話していましたその夜に、小田原の飼主さんから電話が入りました。一匹の猫が元気がなくなり黄疸も出ているので病院に行ったけれど、腹水が溜まっているが原因ははっきり解らないと言われた。TNR日本動物福祉病院に連れて行ったら診てもらえますか。
連れてこられた猫『マサ君』
獣医見解は、『FIP猫伝染性腹膜炎』 外部検査にも出しましたが、結果が出るまで約1週間、待っていては今の状態では助からないでしょう。すぐに治療をスタートしました。
大量の腹水 通常濃い黄色の粘々した液体ですが炎症がひどいのでしょう。血の色で赤く粘々というよりドロドロです。
FIPでは、腹水を抜かないことも多いですが、今回は、抜くことになりました。翌日は、胸水も抜きました。
少し前までは致死率100パーセントといわれたFIP猫腹膜炎の発症。
新薬ムチアンの即効性は、当会関連の猫達で見てきました。ただ、高額であるがために悩まされます。
私自身もその一人で、お金がないために救える命が救えない目の前の子に、わかっていても無理をしてしまいます。
けれど、『マサ君』の苦しさを見て、あまり迷わず、決断しました。ここまでの症状で助かるのか、その日すぐに、ムチアン1回目を投与。
薬の注文を獣医にお願いしました。
「わかりました。」と答えた獣医が、注文時に、「代表、44万円になりますが、カード大丈夫ですか。」・・と心配させてしまうほど仕入れ値だけでも高額です。今まで、高度医療にかけなければならないとき治療費に悩みましたが、これからは、高度医療と変わらぬ高額のFIP新薬に悩みそうです。
ボランティアさんたちが保護した猫、また野良猫も同じ命。目の前の猫の命の時間が迫っている中で、どこまでと線を引くのか、苦しい決断をしなければならなりません。
バースデードネーションにご寄付をお寄せ下さっている皆様へ心からの感謝とお願いを申し上げます。
この度のご寄付の半分を小田原多頭猫『マサ君』の薬(新薬ムチアン)代に使わせていただけませんでしょうか。勝手なお願いですので、それは別でとおっしゃっていただけましたらそう致します。
FIPは猫伝染性腹膜炎といい、尿などから排出されたウィールスで伝染すると云われてきました。最近ではウィールスが突然変異して発症したものだから伝染の心配はなく他の猫と接触しても良いとの見解も聞きました。私は、長年の経験から沢山のFIP猫を見てきましたが伝染する可能性は拭えないと思っています。多頭飼育ですので、広がることも心配しています。
今後、TNR日本動物福祉病院は、FIP猫と、関わった人たちに、何が何処まで協力できるのか、病気の命を救えるのか真剣に考えます。
小田原多頭猫『マサ君』 入院治療中 三日目。
目に力を感じます。助かってほしいです。
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TNR日本動物福祉病院 ボランティア事業部宛
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