NPO法人

キーデザイン

寄付する

子どもに教育を届けたい

出産・子育てを支えたい

社会教育を推進したい

53人のフォロワー

ビジョン

キーデザインのビジョンは 「ひとりにならない社会」です。 社会問題は個人の責任ではありません。 一人ひとりの声と、一人ひとりの可能性のかけ算から やさしさで循環する社会へ。

もっと見る

取り組み一覧

お母さんのほけんしつ(不登校の子の親御さん向け相談室)

事業の目的

キーデザインでは普段

不登校の子ども達のサポートをしています。


ただ私たちよりも子ども達と

深く関わっている方がいます。


それはお母さんお父さんです。


起きて、ご飯を食べて、お風呂へ入って、寝て。

そんな時間の中で多くの時間を過ごすのは

同じ屋根の下に暮らす親御さんなのです。


「子どもの問題は親の問題」

「家庭のことは自己責任」


そんな風潮が今の世の中にはあるように感じます。


でも「親」になったら

どんな人も”親1年生”。


育て方も何もかも手探りで始まります。

そこには正解もありません。


本屋に置いてある子育て本や教育本

講演会で聞く有名な人の子育て話


どれも”その子”に当てはまるかはわからないんです。

いろんなことを試しながら

たくさんの失敗と葛藤を経験しながら

”親”になっていきます。


どこにも正解がない

どのタイミングでゴールなのかもわからない


そんな大きな人生の課題を

親になった途端

目の前に用意されるんです。


核家族化が進み、祖父母に頼れず、親だけで子どもを見る時間が増えました。

インターネットが発展することで遠い人とのつながりは生まれましたが、ご近所さんとのつながりは希薄化していきました。


現代の日本は、子育てをする親が孤立化する時代です。

でも本当に”親”だけで子どもを育てていくことはできるのでしょうか。


みなさんもあったと思います。


苦しい時、悲しい時

解決策が見いだせずひとりで頭を抱えていた時


支えてくれた誰かがいたはずです。


この社会にいるお母さんお父さん全員に

一緒に悩み、一緒に考え

一緒に歩いてくれる誰かが必要なんです。


私たちはその一角を担いたいと思っています。

目指している姿にはまだまだ程遠い状況です。

支援者の人数も、支援の質も、まだまだ向上していくことができます。


サポーターの方が1人また1人と増えていくことで、できることが徐々に増えていくんです。


ぜひ私たちの仲間になってください。

一緒に世の中のお母さんお父さんを、

そして子ども達を支え

一緒にあたたかい社会をつくっていきましょう。

これまでの活動

これまで親御さんの声を聴くために

数々の機会をつくってきました。


◯不登校は不幸じゃないイベント@宇都宮

◯生きづらさと対話するカフェ「不登校」計4回

◯フリースクール説明会

◯親子参加の料理教室

◯電話相談窓口


30~50組近い方とお話させていただきました。


「子どもがいじめにあって、その後の学校の対応で疲弊し、学校へ行けなくなってしまった」

「病気が原因で容姿が変わり、それをいじめる子が増えて、不登校になった」

「HSC傾向があり、先生の怒鳴り声や教室の騒がしさに耐えきれず、行けなくなった」

「両親が仲悪く、その影響で子どもの自己否定が強くなり、人に会わなくなってしまった」


一人ひとり、不登校の理由は異なっていました。

ただそこには、子どものために懸命に動く親御さんがいました。


いじめが原因だとわかれば

先生や相手の子どもの親御さんと

時間をかけてやり取りをし


教室が原因だとわかれば

先生だけでなく校長にも直談判し

保健室登校や支援学級登校にすべく

怒りや悲しみといった感情を

なんとかおさえて交渉事をし


子どもが精神不安定になれば

病院やカウンセリングを受けながら

家でも細かいことに配慮しながら

生活のサポートをし


お母さんお父さんの気持ちの深さに感銘を受けました。


どの方も言います。


「最初はだれにも言えなかった」

「おじいちゃんおばあちゃんには理解してもらえなかった」

「夫とも意見が合わず、誰も味方がいなかった」


でも

「友だちでわかってくれる人を見つけて、助かった」

「病院の先生が話を聴いてくれて、落ち着くことが出来た」

「スクールカウンセラーの方のおかげで子どもも救われた」

という声も同時に聞こえてきます。


そうなんです。

誰かに話せるということ。

自分の気持ちを理解してもらえるということ。

自分はひとりじゃないんだと感じること。


そんなことがどれだけ大事なことなのか

みなさんが教えてくださいました。


私たちはその最初の一歩をまずはつくります。

そして必要であれば

私たちで子ども達の支援に直接入ったり

他の支援機関などにつないだりし

家族の幸せを守っていきます。

これまでの事業成果

LINE相談窓口をオープンして2023年5月で3年になります。


メディアやSNS等で大勢の方に

シェアしていただいたおかげで

たくさんの反響をいただいております。


全国から1600名を越える方が登録し

多いと1日50名から相談を受けることもあります。


・旦那と娘の関係悪化について

・親戚と同居していることによる、子どもへの悪影響

・子どもの「死にたい」という発言にどう接してよいか

・繊細な子どもとの関わり方

・学校や進路のことをどう考えればよいか


こういった内容の相談を受けています。

普段どこにも吐き出すことのできなかったことを

ここで話していただいて

それで少しでもすっきりしていただければと思います。


お母さんお父さんの安心が

子どもとの関わりをやわらげ

それは子どもの安心をつくります。


この取組を始めてから、宇都宮市医師会のみなさんと「不登校ガイドライン」というものを作成しました。

大勢の親御さんの声を聴いたからこそ、見えてきたことがありました。

不登校ガイドラインはこちら

https://www.npo-keydesign.org/hutoko-guideline-tochigi/


県内の約400か所の病院に設置し

NPOや支援機関にも置いていただきました。

全国から郵送の希望もいただいています。


様々な形で親御さんの不登校・子育ての悩みをサポートしていきます。

事業の必要経費

これまでもフリースクールや

家庭訪問などを行う過程で

お母さんお父さんから相談を受けてきました。


新型コロナウイルスの影響で

小中高校生が突然、学校休校になったことで

不登校(生き渋り含む)の子どもが増え

不安を抱える親御さんが増えることを想定。


より柔軟にかつ気軽に相談できる環境が必要だと考え、2020年5月26日から保護者向けの無料のLINE相談窓口を開設しました。


サービス名は

「お母さんのほけんしつ」

※「お父さんのほけんしつ」もあります。


▼完全無料

▼24時間送信OK

▼何度相談してもOK

▼同じ相談員がずっと対応


必要な場合は、電話やビデオ通話などでの相談支援も行います。


みなさん、”保健室”って学生時代に行ったことはありましたか?


私にとっての保健室は

◯行けば、なんでも話を聴いてくれる大人がいる場所

◯静かに生活したい人がいて、一緒に休める場所

◯どんな自分でも許してくれる場所

という印象でした。


保健室が必要なのは子ども達だけじゃないはず。

学校を卒業し、大人になったみなさんにも

安心して、自分をさらけ出せる場所が必要なはず。


そんな思いで「お母さんのほけんしつ」と名付けました。


栃木県内だけでも不登校の小中学生は、4,000人以上います。


そのお母さんお父さんなので、相当な人数です。


お母さんお父さんに寄り添うことで

家の雰囲気が良くなり

子どもと親の関係性が良くなり

それが家族を幸せにするんです。


親御さんの中には「自分の子育てが悪かったんだ」「私は親失格だ」と自分を責めてしまう方も多くいます。そんなときに「お子さんのために頑張ってくださってありがとうございます」「諦めずに一緒にお子さんのこと考えさせてもらえませんか?」という声をかけるのが私たちの役目です。


子育てに、家族以外の誰かと一緒に取り組んでいく。

丁寧に丁寧に寄り添って行きます。

NPO法人

キーデザイン

〒3200851

栃木県宇都宮市鶴田町1627-14

080-1853-6296

https://npo-keydesign.org

代表:土橋優平

団体を見つける
  • 社会課題から探す
  • すべての団体から探す
  • キャンペーンを探す
Syncableについて
関連サービス

© 2021 STYZ Inc.All rights reserved