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キーデザインのビジョンは 「ひとりにならない社会」です。 社会問題は個人の責任ではありません。 一人ひとりの声と、一人ひとりの可能性のかけ算から やさしさで循環する社会へ。

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取り組み一覧

不登校の小中学生向けのフリースクール「ミズタマリ」

事業の目的

不登校の子どもは全国で24万人。子ども達が不登校になった時に、学校以外の選択肢をつくるのが私たちの役目です。


私たちが運営する

不登校の小中学生向けのフリースクール”ミズタマリ”は


ありのままの自分でいられる居場所であり

自分を知り、自分を好きになること


を目標に子ども達に寄り添っています。



私たちは、子ども自身が

「学校に行きたい」

と思わない限り、無理に学校へ戻すことはしません。


人と関わり、自分を知り、表現する。


そんな「生きる」を学ぶ場が

私たちの運営するミズタマリです。


スタッフは大学生や20代が中心。

子ども達にとってちょっと年上の

お兄さんお姉さんのように接しています。


親御さんが直接フリースクールにご相談に来てくださいます。


ーーーーーー


子どもが学校に行かなくなってから「学校に行かせなければ」という焦りと「子どもの今の気持ちに寄り添ってあげたい」という気持ちで、どう子どもと接していいのかわからなくなってしまった。


子どもが包丁を向けてきたことがある。昔はそんなことはなかったのに、今は家族との会話もなくなり、笑顔もしばらく見ていない。子どもが普通に生きられるように支えてあげたい。


ーーーーーー


そんな声をいただいています。これはほんの一部です。


教育機会均等法という

「不登校は問題行動ではない。学校に行かない児童生徒にも、学べる環境を整備する必要がある」とする法律が2016年に施行されたのにも関わらず、現場の先生方の中には全く知らないという方も多くいらっしゃいます。


不登校になった子ども達への

学校側の対応も担任の先生任せになることが多く

家庭と先生の関係性が悪化し

結果、そのひずみは子どもへ行くのです。


子ども達が何か理由をもって

学校へ行かない・行けないとなった時に

私たちはその子たちが行く場所を

つくる責任があります。


学校と家庭に子育てを丸投げしてきた

社会全体の責任だと考えています。


子ども一人ひとりは

学校や家庭だけで育つのではなく


悪いことをすると叱ってくれる近所のおじちゃんや

いつも外で犬を散歩している優しそうなおばちゃん

近所の商店街でよく会う○○くんのお母さん

公園へ行くと一緒に遊んでくれるお兄さんお姉さん


そんなたくさんの人の支えがあって

ゆっくりと成長していくのだと思います。


不登校になると、家族以外との関わりを

断ってしまう子が大勢います。


文科省の調べによると

令和3年度の不登校児童生徒は全国で244,940名。


小学生の100人に1人、中学生の24人に1人と言われています。


私たちがフリースクールを運営する

栃木県内だけでも

4,000名近くいると言われています。


もう不登校は、特別ではありません。

”普通に”起きる出来事なのです。


あなたのお子さんもいつ何をきっかけに

不登校になるかわかりません。


そんな時のための準備を私たちはしています。

これまでの活動

普段、ミズタマリでは遊びを通して

同世代の人とコミュニケーションをとったり

自分で考え動くことの練習をしたりしています。


◯ボードゲーム

UNOやトランプだけでなく

  • 論理的思考力を鍛えることができる「アルゴ」
  • 瞬発力で相手と競う「おばけキャッチ」
  • 空間把握能力と冷静さが問われる「ウボンゴ」

など様々な種類があります。


うちでは50種類以上を用意しています。


初めての子どもでも

ルールが簡単なので

すぐに理解して遊べるようになります。


◯お絵描き

ミズタマリに通う子ども達の中には

絵を描くのが好きな子もいます。


絵具、クレヨン、色鉛筆、筆など

子ども達はある道具で

自分の想像するものや

目の前にあるものなど

好きなものを絵で表現します。


言葉にできない分

自分の今の気持ちや好きなものを

絵で表現しているのです。


◯生き物の世話

ミズタマリには

  • うさぎ
  • 金魚
  • グッピー
  • ザリガニ
  • 観葉植物

など生き物がたくさんいます。


例えば人間関係の不和を経験した子ども達は

大人や同世代の人とのコミュニケーションを

あまり積極的に取ろうとしませんが


小動物などの生き物がいると

30分でも1時間でも

ずっと一緒に遊ぶんです。


生き物に癒され、安心するのだと思います。

なるべく自然に近いものに触れることで

子ども達も自然体に近づくことができます。


◯地域のおじいちゃんおばあちゃんとのつながり

ミズタマリの隣には

35年以上続く居酒屋「おふくろ」があります。


この地域のおじいちゃんおばあちゃんたちの憩いの場。


子ども達がミズタマリで遊んでいると時々

「お、やってるね~」と

顔を出してくれます。


普段、外出する機会の少ない子ども達にとって

家族以外の人との関わりは貴重です。


おじいちゃんおばあちゃんは

子ども達が不登校だろうと

偏見は持たずに接してくれます。


そこにいるだけで、存在するだけで

喜んで、温かい言葉をかけてくれるのです。


ミズタマリは、地域に支えられるフリースクールです。



◯アニメ鑑賞や読書

子ども達の中には

アニメやマンガ、ゲームにはまっている子が

とても多いです。


最近はスタッフの私も子ども達の影響で

アニメを見るようにもなりました。


例えば

  • 鬼滅の刃
  • 約束のネバーランド
  • メイドインアビス
  • Re:ゼロから始まる異世界生活

などなど。


子ども達の安心できる居場所をつくるためには

子ども達が悩みや不安から解放される時間を

とることも大切な1つの要素です。


「なんで自分はみんなと同じにできないんだ」

「みんなに嫌われていないかな…」


そんな悩みを抱えている子ども達も

小中学生の間はまだうまく言葉で

人に相談をすることはできません。


適度に悩む時間から解放されることが

子ども達の心の状態を安定させるために

必要なのです。


そのためにアニメやゲーム、読書などが

いい役目を果たしてくれます。

これまでの事業成果

2019年8月からオープンした

フリースクールミズタマリは


2023年3月現在、子ども達は

・中学生12名

・小学生17名

の計29名です。


体験中の子どもも常に1~3名ほどいます。


有給スタッフが5名と

ボランティアが4名ほど。


子ども達の変化は日々感じられますが

例えば


・今まで「できない」が口癖だった子が、ある時スタッフの持ってきたベーゴマに粘り強くチャレンジしていた。

・最初は大学生とも緊張してあまり話すことができなかった子が、自分からスタッフの名前を呼んで話をするようになった。

・不登校になってから全く運動をしなかった子が、人が変わったかのように縄跳びなどの外遊びに熱中するようになった。

・家族の中では当たり前だった絵を、外の人に見てもらうことでたくさん褒められ、表情が変わってきた


など、毎日のように子ども達の成長を感じながら運営しています。



また、子ども達だけでなく保護者の方々からも

喜びの報告を受けることもあります。


・ずっと家でひとりでいて、つまらなさそうにしていたのに、ミズタマリに通うようになって笑顔が出てくるようになった。こんなに嬉しそうな表情をする子どもを久々に見ました。

・最近は買い物に行っても、家にいても自由な時間がなかったけれど、ミズタマリに通うようになって、自由に動ける時間ができるようになった。この間、久しぶりにマッサージにも行ってこれました。

・最近子ども達が夜ごはんを食べている時に、よくミズタマリであった出来事を話すようになったんです。普段ほとんど外に出ないので、身だしなみを整えることもしないのですが、ミズタマリの前の日はしっかりやって、朝もしっかり起きて準備して、とても楽しみにしているんです。


そんな声をいただきます。


ずっと家にひとりでいて

ゲームをしたりアニメを見たり

何もせずぼーっとしたり


そんな時間を過ごしていた子ども達が

少しでも楽しさや喜びを感じて

またそれによって保護者のみなさんが

喜んでもらえたのであれば

私たちもこれ以上に嬉しいことはありません。


子ども達はこれから先悩むこともあると思います。

今後の進路など考えると

「学校に行ったり、勉強をしたり

もっと頑張らせなければ!」

と思う保護者の方もいらっしゃると思います。


でも子ども達にはタイミングがあります。

一人ひとりに合ったタイミングと

合った関わり方があります。


学校でいじめや友達との仲たがいなどがあった子は

心を休める期間も必要でしょう。


私たちはその機会をつくっています。

子どものことは

家族だけに任せるのではなく

私たち、家族以外の人にもできることは

必ずあります。


子ども達が自分らしく

好きなことややりたいことに出会って

幸せな人生を歩めるようになるために


私たちにできることを一緒にさせてください。


そしてこれを読んだあなたも

ぜひ子ども達のために

できることから少しでも

何か行動に移していただけると嬉しいです。


ぜひうちの仲間になってみませんか?

月々500円からのキーサポーターになって

子ども達の未来を一緒に支えていきませんか?

事業の必要経費

フリースクールの運営には1ヵ月間で、次のような費用がかかります。


  • 人件費:350,000円(5名分、週4運営/パートアルバイト含む)
  • 消耗品など:5,000~10,000円
  • 家賃など:30,000~40,000円


子ども達の誕生日を祝ったり

行事毎にパーティーをしたり

その月によって費用は変動しますが

上記が最低限かかる費用です。



  • 週1利用:13,000円
  • 週2利用:16,000円
  • 週3利用:21,000円
  • 週4利用:26,000円


ご家庭からは上記のお月謝をいただいておりますが、毎月赤字です。


本来、義務教育では無償で教育を受けられるのに

不登校になった途端

そこに多額の費用がかかってしまうことは

平等ではないという私たちの考えからです。


ただ無償でやることはできないため

子ども達の居場所を継続するために

このような料金設定で運営しております。

NPO法人

キーデザイン

〒3200851

栃木県宇都宮市鶴田町1627-14

080-1853-6296

https://npo-keydesign.org

代表:土橋優平

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